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#005 敵が間違いを犯している時は、邪魔するな

エピソード

さあさあ、お久しぶりです。
いやぁー、これ4本撮りなんで、えとシャープ5なんですよコレ、5本目なんで。

さて今回も名言をとりあげます。今回は歴史上の偉人から。
「敵が間違いを犯している時は、邪魔するな」 です。
これはナポレオン•ボナパルトの名言です。ナポレオンさんは、政治家や指導者のイメージよりも、軍人のイメージが強くないですか?
他にも、沢山の名言を残されてますが、戦闘にまつわるものが多いです。

さて、「敵が間違いを犯している時は、邪魔するな」の、意味ですが文字通りの意味です。
邪魔をするな!なんで、干渉してやめさせるな!と、いう事なんですが、解説ではよく、相手が自滅するのを待てみたいに説明されているものもあります。
ただ、敵が自滅するなんて事はまずないので、よく引きつけてからとか、充分待ってから、とかタイミングをはかって攻撃を加えろという事なんだと思います。

ナポレオンが活躍した頃の、ヨーロッパの戦場だと、単発しか打てない銃を装備した歩兵、胴体部分だけ鎧を纏った騎兵、それと大砲を装備した砲兵、主にこの3つの種類がありました。
ナポレオンはもともと砲兵の将校だったので砲兵の運用に長けていたようです。
当時の銃は命中精度があまりよく無かったので、歩兵は隊列を組んで隊列同士がぶつかり合うという戦闘スタイルがとられていました。

当時の戦闘パターンは、まず砲兵が敵の隊列を乱し、歩兵同士の戦闘である程度勝負がついたところで、騎兵が突撃して一気に勝負を決めるというような感じだったようです。
「敵が間違いを犯している時は、邪魔するな」を当時の戦闘に置き換えると、味方の騎兵が動けない時に、敵が騎兵突撃が来ると勘違いして、隊列を整えて密集しようとしていたら、慌てて騎兵を繰り出したり、歩兵で挑発したりせずに、敵の隊列が十分密集するまで待って、砲兵の大砲で一気に粉砕するみたいな感じですかね。

敵が間違えている時に、下手に動いて間違えに気づかせてしまったり、間違えに気づくまではいかなくても、たまたま正解に導いてしまったりしてはいけないってことですね。
その場が味方に有利に動いている時に、油断して軽率な指揮をとらずに、チャンスを最大限に活かそうという感じですね。

ネットで調べてたら、この名言の教訓を現代のビジネスに置き換えたら?というような解説をしている人がいて、現代のビジネスでは「敵」はいないので、上司や同僚や取引先が間違ったような事をしていたら、いちいち間違いを指摘しない方が良い!というように説明されていて、なんか全然、的を射てないなあと思いました。

ただ、そんな時に、いちいち間違いを指摘しない方が良いというのは、そのとおりですね。
間違えている人に、間違いを指摘したら怒っちゃうからね。そんなんだから何度も間違えるんですけどね。。。

ちょっと面白い話で、同時代のイギリスの英雄で海軍提督のホレーショ・ネルソンさんって方がおられるんですが、この人もほぼ同じ名言を残してるんですよ。
この人は、ナポレオンのフランス海軍を破って、フランスのイギリス侵攻を防いだんです。トラファルガー海戦の英雄ですね。
ナポレオンと直接戦ってはないと思いますが、ガチでナポレオンと関係しているんですね。
たまたま、同じような事を言ったのか?どちらかが真似たのか?当時そんな事は言ってなくて、後世の捏造か?今となっては分からないですね。

ナポレオンとホレーショ・ネルソンさんの話をもう少しすると、ナポレオンは陸軍の人、ネルソン提督は海軍の人ですね。フランスはずっと陸軍国で、イギリスは海軍国です。
ナポレオンは皇帝ですが、ネルソンさんは位は高くても軍人です。
ナポレオンはイギリス侵攻には失敗したものの、その後もヨーロッパを席巻して、イケイケだったけど、、、最後は島流しになって病死。一方ネルソンさんは、トラファルガー海戦で戦死されてます。亡くなられる前に、勝負はついていて勝った事を知ってから亡くなられたみたいです。
同じ英雄ですが、いろいろと対象的な二人ですね。

この2人の話を聞くと、「どこで切り取るか?次第」って考えてしまいますね。彼らの物語は、切り取るところ次第でハッピーエンドにもなるし、バッドエンドにもなる。
人の人生が幸せだったかどうかを、人生で最も幸せだった絶頂気で測るのか?幸せの総量で測るのか?最期の時の状況で測るのか?
絶頂気で測ると落差が大きい人生は幸せなのか?と思うし、幸せの総量なんて、いちいち覚えてないし、結局最期の状況になるのかなあと。

英雄の2人は、最期にどう思ってたんだろうか?と考える。

はい、聞いていただいてありがとうございます。今回ナポレオンとホレーショ・ネルソンさんの話をしましたが、「ホレーショ」ってすごい名前ですよね。
私が知ってる他の「ホレーショ」さんは、海外ドラマCSIマイアミの「ホレーショ・ケイン」さんしかいません。

前回の海外ドラマ「メンタリスト」に続いて、また古い海外ドラマを引っ張り出しましたが、みなさん、時間があれば昔の海外ドラマ見ましょうね。約束ですよ。

あと、他の「ホレーショ」さん知ってるよーって方がいらっしゃれば、番組の感想と一緒にお便りをもらえるとありがたいです。
いや、「ナポレオン」さんも、「ナポレオン」1人しか知りませんけどね!

では「死亡確認」


エピソードのメタ情報

第5回の台本です。
配信日は2024/04/20でした。

名言と言えば英雄!英雄と言えば名言!ということでナポレオンさんの名言を取り上げてみました。
それと同時期に生きたイギリスの英雄ネルソン提督。
2人が同じような名言を残してるって、ちょっとエモくないですか?

ちなみに、この回はYoutuberでPodcasterの 斑の活火山 さんへのオマージュ回でした。
どこがかというと、 斑の活火山 さんのポッドキャスト「魁!!斑の活火山塾」の決め台詞「死亡確認」。

あと、 斑の活火山 さんYoutube「俺のうまうま話し」もリンク張っておきます。

もしよかったら、ポッドキャストのエピソードの方も聴いてみてください。

「和尚は逃げても寺は逃げない」はポッドキャストで配信していて以下プラットフォームで聴取可能です。

では「ほんだらなー」


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