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#014 メタ認知の前に没入体験(みぃさん)

エピソード

あの前回仕事の話したじゃないですか?まあ、会社の話をね、したじゃないですか?
今日もしちゃっていいですか?

今回は新しい名言、「名言の卵」をとりあげようかと思ってます。
こいつ!いよいよネタに困って、名言を捏造しだしたぞ!と思われた方。まあ最後まで聴いてください。
私も現代人なのでXやインスタ程度のSNSは嗜んでいるんですが、その中でこれは!って思う言葉が時々あるんですね。
まあ、私はことわざ名言会のエバンジェリストなんで、一兆個のことわざ・名言を知ってるんですが、そのデータベースと照合してピンとくるやつがあるんですよ。
そのピンと来たいいなあと思う名言の卵は「メタ認知の前に没入体験」です。これは、みぃさんという方がされているポッドキャスト番組で出て来た言葉です。番組の中では「メタ認知の前に没入体験だろ!」って使われてます。

まずは「メタ認知」の説明からしましょうか?
「メタ認知」と言えば超有名なポッドキャスト番組「コテンラジオ」のパーソナリティの「深井龍之介」さんが広めた言葉と言っても過言ではないでしょう。ちなみにこの深井さんが流行らせた他の言葉に「とはいえ」とか「うまぴー」なんかもありますね。
メタの意味ですが「超越的」とか「フレームの外」みたいな意味ですね。
メタ認知は、単に客観的なものの見方って意味ではなくて、自分の認知や認知のプロセスを客観的に認知するという意味ですね。

メタ認知の前に没入体験」に話を戻します。
コテンラジオや深井龍之介さんの活躍もあって「メタ認知」の大切さっていろんなところで言われていますが、この「メタ認知」だけが独り歩きしてしまってるんじゃないかな?って思うことがあるんです。
この言葉、そこにバーンって問題提起をしてくれたんですよ。
「メタ認知」に必要なのはまずは「認知」なんですよね。
で、「認知」の解像度を上げていくには、ある程度大きな量のインプットが必要だと思うんですよ。
「メタ認知」は「認知」を「認知」するんですから、解像度が低い認知で、さらに認知してしまったら、「メタ認知」で得られる「像」って多分メチャクチャですよね。
画素数の低いカメラの画像を、画素数の低いカメラで撮影する事を想像してもらえば良いと思います。

「メタ認知」を流布されている深井さんも、沢山の本を読んだり、専門家から話を聴いたり、同じテーマのインプットをされたメンバーとのすり合わせもされてるんですね。
これって「没入体験」ですよね。
「没入体験」って没入してしまったら、偏った考え方になってしまうんじゃないか?とか、逆に客観的なものの見方ができなくなるとか、と思われる方もあるかと思いますが、私は何かに没入する体験が重要と思うんです。

これは100%私の持論ですが、物事ってアナロジーがあると思っているんですよね。何かを突き詰めると、その突き詰めた事が、他にも当てはめる事ができる。ある程度やらないと、何も見えて来ない。
あと、客観的なものの見方って他者の主観の認識も必要と思うんですね。
自分の主観は完全にはシャットアウトできないので、他者の主観を入れないとどうしても偏るし、没入体験がないと他者の主観が分からない。
メタ認知って、認知をハックして、いろんな位置からの認知をする事だと思ってるんですよね。

なんか、熱語りアホみたいな感じになってきましたね。
ちょっと具体的な話をしましょうか?

「私はあなたより、高い位置から俯瞰してものを見てるんだ」って言う人って気になりませんか?
そんな露骨な事言うやついねーよ!って思われるかもしれませんが、これ私の実体験であるんです。しかもそこそこの回数。
いや、これびっくりするんですけど、直接言葉で言わないとマウントを取れないから言うんでしょうけど、これ言っても「そうか!そうだったのか!」って絶対にならないですよね。
高い位置から見てる事だけは分かるけど、どこ見てんの?そもそも目開けてんの!ってね。
こういう人って高い位置から、自分の都合の良い情報だけピックアップして自分の主観で自分の都合の話をしてるんですよね。

本当に見えてる世界が違うんだったら、その一端でも説明しようとするか、説明しても分からないと思ったら、「私に任せてくれ」とか「かならず○○になるから」とか、結果でコミットすると言ってくれれば良いんだけど、そんな事は絶対に言わないんですよね。まあ、上からマウントを取るのが目的なんで、そんな話をするはずないんですけど。

そうそうコテンラジオの方でも最近、身体知の話が出てましたね。
単なる読書好きの人が言ってるんじゃなくて、膨大な資料をインプットされているコテンラジオから出てきてるのが面白いんですよね。
人間って脳だけでできてるんじゃなくて、知性と心と身体が揃って人間なんですよね。

これからは「メタ認知の前に没入体験」でしょ。

では、今日も聞いてくださってありがとうございました。
ではねぇ、バイバーイ!


エピソードのメタ情報

第14回の台本です。
配信日は2024/07/13でした。

名言の卵ってことでエピソード中でも紹介したみぃさんのポッドキャスト「私たちは人間になろうとしている」から生まれた言葉です。

みぃさんはお仕事で人事関係のコンサルタント的な事をされているかたわら、自分の夢のお仕事や大好きなバレエダンスに没入されています。
恥ずかしながら女性の気持ち立場などをほとんど気にする事なく生きてきたので女性の立場からの話が聴けるのはとても有り難いです。
みぃさんのnoteも紹介しておきますね。

もしよかったら、このエピソードのポッドキャストも聴いてみてください。

「和尚は逃げても寺は逃げない」はポッドキャストで配信していて以下プラットフォームで聴取可能です。

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