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SAVE KAKOGAWA FES memo #1 総合評価80点
SKF(SAVE KAKOGAWA FES)に運営側スタッフとして参加した。大きなイベントに参加するのは初めてだ。その感想を残していこうと思う。次回の運営の改善に繋がるメモか誰かの参考になればいいなと思い書いていこうと思う。
大きなイベントなので終えた直後は充実感があり、やりきって良かったと思えた。何もない加古川の河原でこれだけのイベントを実施した自分達を誇らしくも思えたのだが、少し冷静にこのイベントを評価しようと思う。
点数で表すと、100点ではないし、60点(不可)でもない。自戒も込めて80点が妥当な評価だと思う。
メーカーのCFOをしていたこともあり、どうしてもイベントやプロジェクトの評価を金銭面から見てしまうクセがある。評価といえば、NPVはいくらだ?IRRはいくらだ?マーケットシェアは?となってしまう。商品の売買が目的ではなく地域の活性化を目指すことが目的のイベントの評価はむつかしく、何を基準にイベントの良しあしを考えるかに対して今のところ答えはない。様々な視点から見ての100点満点での総合評価が良いとしておこうと思う。かなり主観的だがそれもまた仕方ないと思う。
来場者と主催者目線で見る主なポイント
1. クオリティ ◎ : たんなる 夜店でない、夏祭りでない、上質なイベントだった。県外からの出店者、音楽、ドッグレース、アウトドアと多岐にわたるユニークな活動はかなり来場者からの評価が高かった。食事も焼きそば、りんご飴でなく、パエリアに飴細工。ひと味もふた味も違うクォリティだった。
2. 来場者 ○: 1~1.5万人目標。ほぼ1万人。来場者のカウントの仕方も改善の余地が残る。
3. 主催者売り上げ・利益 x: 出店料を急遽無料にしたので赤字。おそらく数百万の赤字。
出店者目線で見る主なポイント
4. 飲食出店者売上 x: 初日は目標を大幅に下回る。前回の夜市やムサシの要望に合わせて仕込んだ量の3割くらいしかはけていない様子。2日目持ち直すも、出店料ゼロにするも、出店者は赤字かもしれない。
5. 物販、雑貨 △: 売上にはバラツキがかなりあったと思える。
行政目線で見る主なポイント
6. ミズベリング事業 ◎: 川、川辺を活用した市民参加のイベントとしてのユニーク性、集客ともに及第点。駐車場を廃止し駅から歩いての導線作りなどは市が求めているものと一致している。実施後の反響はすこぶる良い。
その他主なポイント
7. ボランティア、参加型 ○: 播磨のサッカーチーム チェントクォーレ、OAA、学生など、のべ100名+のボランティアが参加。
8. ゴミ ◎: 2日目開始前、終了後に駅からの動線と会場内でゴミ拾いを実施。月曜日の朝に見回ったが会場内周辺にゴミはほぼなし。
ムサシとしては、目的の多くは達成できているが、財務的に赤字。この赤字のポイントと飲食出店者の多くの商売が成功したと言い難い点がやはり大きなマイナス。だから、80点。
次回は、来場者、出店者、行政、ボランティア、主催者の全方向から「成功」と評価されるように頑張らねばと思う。