外海文化市2024
11月3日、5回目となる「外海文化市」が開催されました。
台風21号が接近する予報が出たため、前日開催予定だった「大中尾棚田火祭り」は中止。「外海文化市」も午前中は時折突風が吹く中での開幕となりました。
会場となるのは、出津(しつ)集落。
市営駐車場横の「出津の谷」と、旧出津救助院の上方に位置する「姉妹都市公園」には、お弁当やパン、お菓子など飲食関係のブース、ハンドクラフトやアンティーク、花などさまざまなものを販売するブースが並びました。
その中でも、子どもたちに人気だったのが「メダカすくい」です。金魚より軽いけれど動きが早く、なかなか難しそう。そこがおもしろくて、子どもたちが夢中になっていたのかも。
また、クロキツネザルが好きで、毎日のように長崎バイオパークへ通う人は、自作の写真集を展示。フリーマーケット的に旅先で購入した品を販売しつつ、クロキツネザルについて語る姿がとても印象的でした。
「姉妹都市公園」に出店していた花屋さんは、お客さんとして訪れた、幼いときにお世話になった保育士さんと再会。あまりの偶然に、ほかのお客さんや隣りの出店者も一緒になって盛り上がっていました。
「野菜も買いたい」という来場者の声を受け、昨年から参加するようになった「ファーマーズ外海」では、新鮮な地場産野菜を販売。新規就農者が出品したカラフルなトマトは早い段階で売り切れる人気ぶり。ほかにも、外海ならではの「ゆうこう」も売られていました。
「ISHIZUE(お告げのマリア修道会)」には、おいしいドリンクとお菓子を目当てに、次々と人が訪れていました。シスターが当たり前にいる風景は、外海らしさのひとつかもしれません。
「出津ふれあいセンター」では、「ふれあいセンターまつり」を開催。
ライブイベントや小学校や福祉施設、学習グループの作品展、さらに50年近く外海の写真を取り続けてきた吉永友愛さんの「キリシタンの里」写真パネル展も行われました。中には、先日の長崎ココウォークでの写真展では出されなかった墓地の写真もあり、静謐な空気を感じる展示でした。
前日まで雨が降り、当日も午前中は突風でテントが飛ばされそうになったり、商品の陳列ができなかったりと、悪条件が重なった今年の「外海文化市」。それでも多くの人が訪れ、無事に終了することができました。
出店者や会場など、毎年少しずつ変化しています。来年はどこがどんなふうに変わるのか。そんなところも楽しみに、来年も多くの人が訪れることを願ってやみません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?