ようやくスタートラインに!
「私たちがしようとしていることは、愛し合う2人の人間が、結婚という形で認められるようにすることです。たったそれだけのことなんです」
この言葉は、2013年4月 モーリス・ウィリアムソン議員(ニュージーランド)の有名なスピーチの一節です。
本当に「たったそれだけのこと」で反対する理由がわからないと思っていました。
おなじことを名古屋地裁の裁判官が感じてくれたようです。
むずかしい言葉で書かれていますが、要は「反対する理由がわからない」と言ってくれています。
「同性婚を認めないことは、法の下の平等に反している」
性別にかかわらず、愛し合う2人が家族として認められていないことが、法の下の平等(憲法14条1項)に反しているという裁判所の判断です。
これも同じ人間として、疑う余地のない当然のことだと思います。
性別によって区別することには「合理的な根拠が認められない」
だから法の下の平等(憲法14条1項)に違反している、と書かれています。
配偶者(パートナー)を選ぶ権利がない=個人の尊厳が守られていない
(前半)
好きな相手と結婚できるということは「大切な人格上の利益」
事実上たくさん存在している同性カップルは、その結婚という制度の恩恵を受けられていない
それは個人の尊厳という観点から見てもまずいんじゃないの
(後半)
性別にかかわらず、誰をパートナー(配偶者)に選び、誰と家族になるかを決められないのは、個人の尊厳が踏みにじられているよね <憲法24条2項違反>