見出し画像

DX Criteria の活用を始めた

とある支援先で早速、

「日本CTO協会が先日公開したDX Criteriaなんですが、是非コレを見ていただきたいんですよね。

まず、日本CTO協会については、主にIT業界・スタートアップ業界のCTOが中心となって設立された一般社団法人です。もともとただのコミュニティだったんですが、社団法人化されたことでこれまで届かなかった人たちに情報を届けられるようになると思っていて、それこそ先日のイベントでは西村大臣からのビデオレターを頂いたりと、早速その良い効果が出てきていると感じています。

DX、というのは、大企業やビジネス界隈では最近言われている『Digital Transformation』というのがあって、これは経産省のDXレポートとかでも話題になっていわゆるDXなんですが、実際のところそういうものを実現するためには実は内製開発組織って必要じゃんみたいなところで、CTO協会ではいわゆるエンジニアの人たちが言う『Developer Experience』も合わせての、2つの意味でのDXというのを広めていこうとしてるんですね。DXという言葉がただのバズワードになったり、ただ「デジタル化」「脱紙」みたいな意味みたいな表層だけでとらえられる前に。

で、この DX Criteria は、企業が 『DX』に取り組む際、『いや取り組むといっても何したらいいの?』とか『何ができているとDXなの?』というところの基準を、自己診断できるように公開したものです。組織とか、開発フローとか、プロトタイピングとか、セキュリティとか、様々な領域で設問項目があってやってくとポイントが付けられていって自社のDX具合がわかるようになってる、と。

とはいえ、ポイントというのは個人的にはまぁおまけだと思っていて、実際にはこの中身が非常に重要、というか、とってもよく言語化できているので、できればCTO含めた経営陣全員で、読み合わせをしていく時間をとってみていただきたいです。

項目を見ていくとおそらく、『やろうとしているけどできていないな』『コレはできているな』というものもあれば、中には『そんなこと考えたこともなかった』というものもあるのではないかと思います。そういう気付きが重要です。

また、これ単にすべてやれてれば良い!とかでもないです。事業や組織の形、フェーズによって、戦略的に取捨選択するものもあると思います。経営陣の共通認識として『コレ目指したいよね』というものが言語化される、というのが非常に重要で、そういうものを、例えば『じゃあここから半年はこの項目フォーカスしてやっていこう』みたいな会話のツールとして使えるのではないかと思います。

と、言うわけで次回話すときまでに、とまではいいませんが、目標決めて、一旦経営陣全員で時間をとって読み合わせて、その結果をもとに私とも議論しましょうか」

という伝え方をしたんですが、まぁご活用ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?