WEB+DB PRESS 22.9周年パーティでビール出してきた話
この話は、大変お世話になったWEB+DB PRESSのパーティでビールをサーブしてきた現役ソフトウェアエンジニアの話です。私 @sotarok は吉祥寺にあるクラフトビールレストラン(P2B Haus)のオーナーであり、ビールをサーブする人であり、エンジニア・CTOであり、そしてもちろんWEB+DB PRESSの著者の一人です🍻
少しばかりの裏方話をメモ書きしておきたいとおもってます。
自分とWEB+DB PRESS
大学の授業でプログラミングを始め、WEBの世界に出会ってからソフトウェアの世界に魅了された人間のひとりです。WEBについては学校ではほとんど習わなかったため、独学での勉強していく中で、PHP勉強会によく参加していた頃、WEB+DB PRESS に出会い、そうした勉強会に参加すると "周りを見れば著者の方々" という当時の自分にとっては非常に不思議な体験をしたのでした。
その時、未知の単語、未知の術、たくさんの自分にとって新しいコトとの出会いがありとてもワクワクしたのをお覚えています。
そうして、様々なコミュニティ活動をする友人たちと出会う中で、いつしか自分もパーフェクトPHPを執筆したり、WEB+DB PRESSに寄稿する機会をいただきました。
執筆の思い出
振り返ってみると、3回の著者経験がありました。特集(章ごとに分担して各スタイルの共著)で、共著メンバーとの良い思い出にもなっている気がします。
バージョン5.4動向,SPL,GC,速度向上ハック PHP最“深”活用
第1章:最新機能の活用とPHPの最新動向をつまみ食い PHP 5.3のおさらいと先取りPHP 5.4
GREE の大先輩方と。
PHPフレームワーク実践活用 ~Symfony2,CakePHP,Silex~
第1章:PHP最新事情 PHP 5.3の普及,PHP 5.4の動向,モダンフレームワーク
PHP コミュニティの方々と。
メルカリ開発ノウハウ大公開 ぜんぶ見せます! 1日100万出品のフリマアプリの舞台裏
第1章 グローバルで戦うメルカリの開発組織 チームのパフォーマンスを最大化する体制としくみづくり
メルカルSREの優秀なメンバーたちと。
どれも、そのタイミングでの自分のやっていることを言語化し、小さな文章の中でいかに「読んでよかったな」と思える記事にするかを意識しながら書いたことを思い出します。
ドリンクの準備
さて、そんなわけでWEB+DB PRESSには大変お世話になってきたわけですが、休刊が決まったと聞いたときに寂しい思いがあったとともに、以下のツイートを見たときに、
最初は、P2B Haus でビール飲みながら聴講する会場つくれないかな?と思ったのですが、その後そもそもパーティとしてやる感じになってきていたので、パーティといえば何か飲むでしょ?なにか飲むならビールだし、Tech x ビールなら CTO IPA でしょ!? と思い、もしドリンクなどを検討するなら、スポンサーとしてぜひ CTO IPA をサーブさせてほしい、と申し出ました。
※ CTO IPA は、CTO (自分) が作った、自分が飲みたいIPA(情報処理〜とかけられる)として、醸造してもらっているハウスール
最近自分が意識していることは「依頼されたら対応する」という受身の姿勢ではなく、自分の作り出したい景色は自らが動いて作り出しに行く、ということです。
というわけで、あとの当日までの準備は駆け足気味にメモ書き
CTO IPA の醸造スケジュールの調整
早稲田のカンパイ!ブルーイングさんで醸造していただいているのですが、ビールの醸造には1ヶ月程度かかり、300Lの1バッチは、店頭でも1ヶ月〜2ヶ月程度で売り切れてしまうため、イベントに取っておくなら予め醸造スケジュールを確保して、販売前にイベント分を取り置かなければいけない (参考)。
幸い、イベント企画チームが結構早く動いてくれていたため、醸造スケジュールとイベント分の取り置きを早めにすることができました。
CTO IPA は、今もP2B Haus から Ryo が仕込みを手伝いにいってます!
現地で生樽を提供できる機材の調達と現場の調整
カンパイ!ブルーイングさん・t0kiの藤原くんなどに、イベント用サーバー設備について相談
1 tap 用のサーバーを藤原くんが作ってくれたのだが、今回結果的に2 taps になったのでカンパイ!さんに設備をお借りしました
イベント会場で使える出張用ビールサーバーの調達
ビール樽を冷しておくためのクソデカクーラーボックスの調達
クラフトビールは、基本的に常温保管できないため冷しておく提供時必要がある
こうした準備を進めるうちに、スポンサードするCTO IPA樽以外のドリンク類も任せていただくことになったので、追加の準備もしてきます。
ソフトドリンク類の調整
941さんと話していく中で「ちょっと良いなと思えるソフトドリンクがほしい!」とのことだったので、以下をチョイス
ジンジャーエールは全部ウィルキンソン
ブラッドオレンジジュース
その他タンサンや烏龍茶など
ノンアルラインナップとして、
BRULO と MOLLY ROSE
クソウマノンアル・ローアルビール
元メルカリ仲間 @kkino0927 がやってる Beverich のラインナップです
ビール類とアルコール類の調整
CTO IPA は3樽取置で 45L = 概ね150杯分なので、200人だと一瞬で売り切れるはず
生ビール2ラインナップにできたらアツそうなので、追加の樽として、クラフトビールとしての品質も高く、常温保管できて、人気が高くて単価が比較的抑えられて20Lのデカ樽でもっていける「COEDO 毬花」をチョイス
(こういう条件を見ると毬花って優秀すぎない?COEDOさん最高)
缶ビールとして、京都醸造から2ケース分調達
その他のアルコールとして、タンサン・ジンジャーエールとドリンクを共有できるハイボールを選択
ロックアイス大量購入予約 (当日引取)
プラカップも大量購入 (足りてよかった)
このあたりで見積もりFIX
ドリンク用のドブ漬けタライと氷をGMO Yoursさんのほうで用意していただけることがわかったので、ここでかなり会場運営のイメージがわきました。
ハイエースをレンタカーしようとおもったが結構高いことがわかったので当日の配送にハコベル利用
当日の話
当日… の前に、前日、カンパイ!ブルーイングさんにサーバーを借りに行き、樽を引き取り、店に保管からスタート。
当日は、ハコベルの搬出立会から、乗り切らない分 + CTO IPA 樽分は自家用車に積み込み。その後カクヤスへ氷の引取。自分と@hiromi_P2Bが家から持ってきたクーラーボックスと樽のクーラーボックスにパンパンに詰めて輸送。
せっせと会場設営
搬入も設営も大変ではありましたが、始まってからは、ほとんど一呼吸置くまもなく忙しかったですね。
それでも、店やっている利点の一つでもあるのですが、ドリンクをサーブする側になると、あらゆる方と話す機会がある、というのは一つのメリットではありました。懐かしい人、初めましての人、たくさん話しかけていただきました。
CTO IPA 15L 3樽はファーストドリンクといういうこともあり、瞬殺。20分ほどで完売。
その後は毬花もバシバシはけた
ノンアルラインナップ、こだわりのものを持ってきてよかった!!
BRULO かなり人気だった。その後も購入された方を Twitter で見かけたので、よかった!!
自分も運転があったので終始ソフドリ+ノンアルではあったが、改めて、ウィルキンソンの辛口ってめっちゃうまいよね?BRULOも1本いただきました。めっちゃうまいよね!
ハイボールと氷全然使わなくね?という感じだったが、ビールも一通り落ち着いてきたところからちらほら出始めて最後はガンガン出た
LT は、本当に、まさにLTらしいLTで最高だった。1000speakers 思い出すなあ。
人手が自分 + @hiromi_P2B では全く足りなかった… 手伝ってくれたすてぃおさん、ありがとう!(ワインと鍋とP2Bでエンジニア飲食店コンビでした)
終始バタバタしていたらあっという間に終了。でも、CTO IPA も毬花も京都醸造もBRULOも、こだわりのラインナップはみんなに美味しいと言ってもらえたし、たくさんの人と話せたし、LT大会も最高だったし、まさにWEB+DB PRESSはコミュニティを体現した会になったなぁと感じました。
ホロ酔いとコミュニティの熱で良い気分になっているみなさまをお見送り後、撤収作業。帰りはハコベルを頼んでいなかったため、自家用車に…
でも後々考えると、ビン類も樽も、カサが全然減らないので、業者頼めばよかったな…って。
手伝ってくれたみなさま(特にすてぃおさんとSUNSET CELLARSチーム)、ありがとうございました。
余韻もそこそこに、サーバーを返しにカンパイ!さんの元へ、ドリンク類を戻しにお店に車を走らせ、日付が変わるころに帰宅。運転中も、みなさんの笑顔や会場の雰囲気を思い出してはニチャァが止まらなかったですね。
#wdpress_party のハッシュタグを追いかけてRTしたりしながらしみじみと楽しい雰囲気の余韻に浸っておりました。
おわりに
なつかしく、エモく、楽しい時間を過ごす会の首謀者のいち味として、参加させていただけたことを嬉しく、誇りに思います。
こうした機会を与えてくださった、@941さんはじめ主催メンバーのみなさま、会場を提供してくださったGMOの皆様、スポンサーの皆様、著者・参加者の皆様、ありがとうございました!inaoさん、おつかれさまでした!
そしてこれを機に、ぜひP2B Haus 吉祥寺にも足を運んでいただければとおもいます! (しっかり宣伝)
また会いましょう!
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