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#009_トレーニングクラス : 「グリップ」を鍛える
柔術において相手との接点となる手。
オーバーフックなどグリップを用いない組み手もありますがグリップの利用頻度はかなり高いです。
グリップが弱いとせっかく鍛えた筋力も相手に伝えることが難しくなるケースも。
パワーグリップをトレーニングにおいて使用する理由
背中や脚といった大きい筋肉は(グリップに関わる)前腕より強いです。
パワーグリップを使用せずにトレーニングを行うと大筋群に刺激を与える前にグリップがネックとなってトレーニングを完済できない可能性があります。
なのでしっかり大筋群に充分な負荷をかけて鍛えるためにはパワーグリップで握力をサポートするというものです。
他には前腕が力み過ぎるとターゲットの筋肉の操作が難しくなるためパワーグリップで握力の補助をしてあげることで対象筋を適切に刺激しやすくなる。といった理由からです。
本当にそれでいいのか?
握力が鎖の弱い部分となるなら握力(グリップ)を鍛える必要があります。
なぜなら実技の場では握力を補助してくれるものはありません。
デッドリフトをストラップ、パワーグリップ無しでトレーニングしてみよう
今回は背中や脚のためでなくグリップを鍛えるためにデッドリフトを行います。
なので握力に合わせた重量設定をしましょう。
※これと別に脚を鍛えるためにパワーグリップを用いて2セットだけ高重量でデッドリフトを行います。(こちらは下肢の筋力に合わせた負荷設定となる)
太いグリップを使用しましょう。握り込めない太さ(これもちょうどいい太さがあります。個人差があります)
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グリップの種類
握り方ではなく、グリップと言われるものの種類について説明します。
握りつぶす力 握力
保持する力 ホールド力
指先でつまむ力 ピンチ力
手首の強さ リスト力
掴んだ相手の動きに対して付いていく力 把持力
柔術で重要なのがホールド力、ピンチ力、リスト力です。
いわゆる握力の重要性は高くありません。
締めなんかで手首返したりするのはリスト力
グリッパーをニギニギしたりするのは握力。
手首押さえたりするのはホールド力
組み手とって切られないようにする力は把持力
なんでグリップといってもトレーニング形態や種目は変わります。(それぞれに相互関係もありますが)
ちなみに前腕太くしても握力にはそんなに影響しません。
傾向として前腕太いやつは握力も強いことが多いですが正比例するわけではないです。
デッドリフト(グリップのため)
3セット×10
3セット×5
下肢のためのデッドリフト(パワーグリップあり)
3セット×8
ダンベルでワンハンドロウ
手首を掌屈させて行う
3セット×12
ワンハンドミリタリープレス
3セット×12
ダンベルスナッチ
3セット×30sec
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