【感想】黄金のレガシーを終えて【Patch7.0】
面白かった!!!
と、アーリーアクセスから2日でクリアして、ちょっと頭も冷えたところで感想です。
巷で辛口評価が多くて、ちょっと悲しい。
評価の分かれ目
さて、今回のメインクエストは、トラル大陸での「継承の儀」に参加するウクラマトに協力するとこからスタート。
この時点で薄々気付いてたけど、今回の主人公はウクラマトだったと思う。
我々、プレイヤーは協力者であり、「星救って行き先もそんな決まってへんし、新大陸見るついでに手貸したるか」って感じ。
グルージャジャに「継承の儀は、器を磨くためのもの」と語られる前に、このあたりを察していたせいか、ストーリーの展開に関しては、すんなり受け入れられた。
結局、ウクラマトを受け入れられるかどうか、ここが評価の分かれ目ではないだろうか。
僕は受け入れられたし、「よっしゃ!一緒に頑張ろうぜ!」って思えた。
一方で、そうならなかった人や新大陸で自由気ままに冒険するつもりで来た人には、今回のメインクエは面白くなかったんだと思う。
よかったところ
各種族観光ツアー
色々言われがちだけど、実は結構好き。単純に「何かを集めていく話」が好きなせいもあるけど。
目標が明確だったし、何より「新大陸の様々な民族とその文化」を知りながら、旅をしていくのが楽しかった。
試練の内容も多種多様で、ポケモンのジムチャレンジを思い出した。(これは後にエキルレでもう一度思い出すことになる)
その中で、後半で重要な要素となる「相手を知ること」を通じて、ウクラマトの成長を見守っていく。
暁月ではヴェーネスに見守られていた自分が、黄金ではウクラマトを見守る…と捉えると、なんだか素敵じゃあないですか。
個性豊かなキャラクターたち
とにかく出てくるやつが、どいつもこいつもキャラが濃い!えぇ!
もう暁月のシリアスな雰囲気は終わったんですね、では気にしませんと言わんばかりに色んなやつが出てくる。
裏切りそうとか言われてたコーナもどうしてこうなった。なんなんだあのオヤジ。
カフキワさんやらデコワもそう、とにかく濃いし、底抜けに明るい。
なんやかんや言うてるけど、僕はウクラマトが一番好きです。
ソリューション・ナイン
pspo2i、そしてPSO2を遊んでいた身としては、だいぶしんどかった。
10年以上経って、まさかこんな近未来都市に帰ってくると思わないじゃないですか。それもFF14で。
確かに僕はPSO2を見限った。「もうダメだわこのゲーム」って、そういって新生後期にFF14へ移住してきた。
紅蓮中盤にPSO2側でFF14とコラボがあったものの、世界観の違いから、当のこちらでは何の音沙汰もなく。
それから6年後。自分が立っている街は、あの世界に似た摩天楼。
追い打ちをかけるような、そのBGM。なんて優しいんだ。
超chill。smileのとこもいいけど、開始から2分くらいに来る転調。
クラフターで作業している時、ふっと昔のことを思い出した。
でも、もうあの頃も、あの日々も、友達も。二度と帰って来ない。
BGM
ソリューション・ナインに限らず、BGMは非常によかった。
トライヨラなんか、マムージャどんちき裸祭りみたいなBGMかと思ったら、妙にオシャレだった。他もそう。
一番好きなのは、ラストID。フレンドに譜面もらったくらい好き。
もうあれ、ほんとやばいです。わからない人は、ローンチトレーラー後半に流れる部分です。
あそこだけ仕事中にずっと流れてる。最後の討滅でも流れるけど、このフレーズ大好きです。葬式で流してくれ。
死生観
さて、序盤は丁寧に「知ること」を描いていた黄金、その終盤では「死生観」の違いというテーマにも触れた。
オリジェニクスを始め、アレキサンドリアの「魂」に対する倫理観は「おう、もっと狂っていけ」とニコニコしながら進められた。レプリカントでもやってんのかなって気分になった。
これについては個人的な事情が入る。
7月は祖母の一周忌だし、一昔前に友達も亡くしている。
このあたりは、進めながらずっと考えていた。
「永遠人のように、もう一度会えるなら?」
確かに嬉しいかもしれない。実際、ストーリー中でもそう描写されてるシーンが多かったし、エレンヴィルとカフキワさんのところは、もうグズグズになった。黄金で一番泣いた。
でも、その後に「会えない方がいい」と思った。
リビングメモリーの風景が変わったのもそう。
もう戻らないからこそ美しく、その瞬間瞬間を大切に出来る。
当たり前のことだけど、そう気付かせてくれた。
あんまりなところ
各種族の掘り下げ
薄い。さすがに7個も石があって、Lv75くらいで終わらせないといけないこともあってか、「これで終わり!?」と思うようなところが多々あった。
ただ、これは仕方ないというか。サブクエで補完されてる部分も多いらしい。
マムージャあたりはめっちゃ面白かったです。卑猥な踊りしてるだけのトカゲじゃあなかった。
バクージャジャのこと
あんだけ腐れ外道やって、トラル大陸滅ぼしそうになった上でお咎めなしとはこれいかに。
悲しい過去があるのはいいし、どうしても勝ちたいのはわかるけど、それを背負ったキャラがあんな動きするだろうか。
自分の生まれについても理解しているなら、「双頭こそ至高」なんて考えにはならないように思う。オカン普通だったし。
そのあたりの「ズレ」が気になった。そんなトカゲが修正された後は、頼もしくてよかったです。えぇ。
ゾラージャのこと
ある感想を読んで、あぁなるほどねとはなったけど、それにしてもわかりにくい。
結局、そこまでして王になりたかった理由もわからない。敢えてそうしてたのかもしれないけど…。
いなくなったかと思ったら、突然メカニカルマムージャになるし、なんなんだお前ほんと。
その子供はなんなんだよ、性欲にはちゃっかり負けるなよ。
あと声優のせいか、喋るたびにスタープラチナがオラオラしてヤバかった。
その後、「黄金の風を知る者」を達成して、無駄無駄ラッシュも始まった。
ジャジャの奇妙な冒険
スフェーンのこと
色々言ってるけど、やってることは安全地帯でお人形遊びっていう…。
しかもそれだけの技術力がある国なら、揮発しないメモリというか、記憶だけ抽出して、別動力で動かせるようには出来んのかとか。
「永遠人存続させるのに、うちんとこじゃ命足らんから、お前のとこからもろてくわww」は通らんじゃろ。そりゃあね。
ツッコミどころは多かったけど、可愛かったし、IDでの悲痛な声もよかった。
今後もラマチと友達でいてほしいし、漆黒みたいに時空と世界超えて会えたりしたら面白そう。今後にとっても期待。
黄金はこれからが大事
黄金を漆黒、暁月と比べちゃいけない。
これは本当に、声を大にして言いたい。
黄金は始まり、言うなら新生編みたいなもので、次の"暁月"への第一歩だと思う。
確かに教育の場にするなとか、そういう意見もよくわかる。
でも新生だって、手放しで喜べるようなものじゃなかった。
新生から何年もして、漆黒に来て、あの暁月の感動が生まれた。
それは新生から紅蓮まで、しっかりと世界を作り込んでいった結果、そこに辿り着けたと考えたら、黄金の比べるべき対象は新生ではないだろうか。
今回のメインクエだけでは回収されていない伏線や事象がたくさんある。
きっとそれは、今後もどんどん増えていくだろう。
だったら、ここは一つ。次の"暁月"に向けて、この新たな"新生"を見守るのも悪くない話だと思う。
あんまりライターさん叩くのはやめてあげてほしいです。
あ、でも各ジョブのやらかしは擁護出来ませn