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モヤモヤから次の一歩へ

おはようございます。SOTA Japanの渡部るり子です。今日も、わたしのビジネスの現場で起こること、その時の#わたしの舞台裏について書いてみたいと思います。

仕事をしていると、「まさかそういう反応が返って来るとは」とお客様のところで愕然としたり、ついつい「え、そうなの。それはないんじゃかなあ」と職場でがっかりしたり、そんなことも多いのではないでしょうか。中には結構根深くて、「あ、やっぱりそうきたか」とますます相手のイメージを作り上げてしまうこともあるかもしれません。自分の中でイライラだったり、それを抑えようとしてモヤモヤする、そんなことも起きるように思います。

ちょっと、一歩引いて考えてみたいと思います。愕然とするとか、がっかりする気持ちというのは、相手の反応に対して起きたこと・・・ちょっと突き放しているように思うかもしれないですけれど、それって自分の反応ではないでしょうか。

二本の矢という例えがあるそうです。矢を受ける、その時のことです。まず、矢に射られた痛みがきっと来るでしょう。その次には、これは何なんだ、一体誰が、何でこんなことを・・・と思うでしょう。この様々な怒りややり場のない感情、矢への処置をしてもらい、安全な場所に移してもらったとしても、きっとこの感情はしばらく自分に渦巻くことになるでしょう。これを第二の矢というそうです。物理的に自分に当たった矢のことが、第一の矢です。実際にこんな経験をしたとして、とても第一の矢だとか、第二の矢だとか言ってはいられないのだと思うのですが、第二の矢でも辛い思いをすることになるわけです。むしろ引きずることも多い気がします。

お客様の反応、職場のリアクション、メールの返信・・・こういうことに対して「こんなはずでは」と抱く気持ちこそ、第二の矢です。「うっ」ときたり、「え、ひどい」ときたり、「かっ」となったりすること、これはどうにもならないことで、矢が当たった痛み、第一の矢です。それは仕方ないことです。そのことで起きた自分の反応が尾を引く、ちゃんと対応できないこと、それは問題になってしまいますね。つまり第二の矢が問題になってくるわけです。

お客様の前であっても、他の部署や職場で起きたことであっても「一度、持ち帰って検討させてください」みたいな、その場を切り抜ける技というのは、皆さんそれぞれお持ちだと思います。そこからが大切なのだと思います。何かが起きた時に、第一の矢と、第二の矢があるな・・・とまずは捉えようとしてみる、これだけでだいぶ楽になることもあるのではないでしょうか。オンラインの会議、メール、チャット・・・顔を合わせにくい状況も多い今、何かと抱えやすいですね。モヤモヤし続ける、脳科学の観点からも、これは一番エネルギーを使うのだそうです。このモヤモヤの流れを理解できると、次の一歩へ踏み出せる状況が整うのではないでしょうか。

では、本日の振り返りのテーマです。ちょっとモヤモヤしたスキマ時間に、活用いただけたらと思います。

本日のお題:(まず深呼吸を三回してから)いまモヤモヤしていること、実際に起きたこと、自分の反応は何でしょう。第二の矢は何でしょうか。

振り返る時のポイント:怒っちゃダメだ・・・とか、自分の感情を否定しないようにしてください。
こじらせへの道をまっしぐらになってしまいます。あくまで、ちょっと切り替えて、違う視点を持ってみるということがポイントです。

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