息・食・動・想 -(食)-
操体法では食について以下のような考え方がある
▶︎『からだの栄養のために食べる時代ではなくなり、
精神、心の為の営養の為に食べる』
▶︎『歯の本数から、人がとる栄養のバランスが見えてくる』
これは非常に面白くい。
・前歯は8本であり野菜。
・犬歯は4本であり肉。
・臼歯は16本であり穀物、雑穀、柑橘類、海藻。
この割合から見て野菜は肉の倍、穀物は肉の4倍摂取すべきと考えられた。
食は生きるためから欲に変わってきている。
朝起きたらどころか前日に、明日の朝これ食べようなんて日もある 笑
美味しいものを食べたいと言うのは人間の本能的なものではなく
欲になる。もっとも私自身も焼肉が好き!ラーメンが好き!と欲に流される部分は多くある、、、汗
食の本質は、生きるためにと考え、本来からだが必要としているものを摂取すること。だからこそ現代において食について書くのは少し書きづらいというのが本心。
周りの知人にしてもクライアントにしても、自身にとってのおいしものを食すと言うのは幸せの一つ。しかし、今回その部分は押し殺して書こうと思います。
このテーマはかなり前に他のブログにも書いたことがある。その時は昭和50年の和食について書いた記憶がある。
そこで触れた郷土にあった食の考えもすごく共感できた。しかしながら、現代はその気になれば世界中の料理を食べることができる。それによって食に対する考え方も変わってきている。
現代人は食事以外にビタミン摂取も考慮する必要がある
それだけ、日常の食からはバランスよく体に必要なビタミンが摂取できなくなっているということになる。
私自身は、糖質とビタミンcの摂取の仕方を一番大切にしている。
夜は基本的に糖質は食べていません。
これは、あくまで私がということであり誰にでもというわけではないので、自身のからだにあった方法を試すことをおすすめします。
ビタミンcは一番摂取しやすいとともに、効果を実感することができた。
ビタミンcは比較的取りやすいものと言われているが、実際にサプリで補ってみると、体感的には足りていなかったことがわかる。
実感した効果とは?一番は風邪をひかなくなったことが挙げられる。
そして、ビタミンcには酸化を防ぐ効果もあると言われている。でも摂取し過ぎは逆効果になるので注意。加工食品も気をつける。加工食品の食べ過ぎは体を酸化させるため、注意が必要!
私自身はビタミンCは一般に言われている100mg以上は遥かに摂取しています。
摂取量については様々な意見がありますので、またまだ調べる必要とご自身の判断に委ねられるといったのが現状でしょうか。
今回書いたように、現代の食というのは欲食と行った方がよく、普段の食事から、必要とされるビタミンを満遍なく摂取することは難しい。
サプリなど考えて摂取することも必要な時代と考えられます。
純粋に、からだが欲したものを食してバランスをとっていることが理想ではありますが。。。その感覚も様々な欲によってブレているのは間違いありません。
食で大切なこと 咀嚼。
食する上で大切なこと。
咀嚼です。
咀嚼することで、食本来の味を感じることができ、唾液を分泌することができます。よく咀嚼することで、消化もしやすくなり胃腸の負担も減ります。
食を通して健康を考える時、まずは咀嚼する。
咀嚼は満腹中枢も刺激されるので必要以上のものを食べずに済見ます。
咀嚼によって顎を使うので表情筋を使うことにもなります。
集中力が上がるという研究もあります。
Chewing Gum and Concentration Performance
U. Tänzer, A. von Fintel, T. Eikermann
The effect of chewing gum on performance was examined. Four Grade 3 (8- to 9-year-olds) classes in a German primary school participated; 2 classes chewed gum during a 16-min. concentration test. Chewing gum had a significant and positive effect on concentration performance.
ガムを噛むことでの実験ですが、
集中力のパフォーマンスに有意かつ肯定的な効果があった。
とされています。
慢性痛の多くの人に共通すること
これは私の経験則ですが、クライアントで慢性痛に悩む方の多くは
甘いものが大好きという方が非常に多いです。糖はエネルギーにもなりますが
大好きという方のレベルは明らかにそれを超えています。
慢性痛に悩む方はまず、甘いものを減らしてみると良いかもしれません!!
実際に慢性痛に悩むクライアントの糖分の量を減らすようにお伝えし、実行された方は、明らかな慢性痛の改善を示した方が多くいらっしゃいます。
さて今回は操体法の息・食・動・想・(環)の食について触れたコラムとなりました。この食というテーマも時代とともに変化していくものになりそうですね。
また、加筆・修正の必要があるときにはどんどん加えて行こうと思います。
食についての本はいろいろありますが、以下の本はわかりやすく読みやすかったのでご紹介します。