見出し画像

それで、どうする?<ルールを決めよう>

さぁ!やるぞ!といざ意気込んだものの、すでに過去二回の撤退を繰り返しています。3度目はあってはならず、これを最後としなければなりません。Now or Never.
このまま突っ込んでも撤退戦になりそうな予感がしますので、学習ルールを決めたいと思います。

20時間で事足り、、、る?

たいていの事は20時間で習得できる
らしいです。そうか!ヨシっ!(何をみてヨシっ!て言ったんですか!)
学習中毒の著者がいくつものスキルを学んできた中でのノウハウが書かれています。著者自身が学んだいくつかの例も載っているので、もし獲得したいスキルが被っていたら役に立つかも。プログラミングはプロセッシングではないけどありました。

スキル獲得 ≠ 学習

まずあなた(わたし)がこれから進めるプロジェクトはスキルの獲得ですか、学習ですか。

僕は高校でスペイン語について多くを学んだ。何千という単語や動詞の活用、文法も学んだ。テストを好成績でクリアできるほどたっぷり勉強した。〜中略〜一方カルロスは授業そっちのけで練習を始めた。動詞活用の問題集を解く代わりに、本当に重要なこと、すなわち他の人と英語でコミュニケーションする練習したのだ。

とはいえ学習が間違っている。というわけではありません。そのすぐ後『学習の本当の価値』の項で書かれているように、学習は振り返りに役に立ちます。
大切な考え方は『必要十分』それなりに動かせたらOK!
何も、明日からデザイナーやめてプログラマーやります!ってわけじゃありません。

スキル獲得と学習の区別は、メインの目的がなんであるかを常に意識しておくために重要です。でないと訳もわからず『よし!スケッチを一日10本書くぞ!』といった、達成感はあるものの、効果が感じられない目標や課題を設定する事になります(当初の目標が1日1スケッチ!でした。)

この本のいいところは美味しいエキスの部分が最初に凝縮されていて、後のスキル習得の例はそれをどう活用したかが具体的に書いてあるところです。正直後半なしでも十分役に立つ内容です。続く10のルールは全ては取り上げませんが、私自身が大事だな、使えるなと思ったところをいくつか書いておきます。
著者自身も、全てを使う必要はないが、始めるプロジェクトにおいてどれが有効か判断して使えば良い。としています。

スキル獲得のための(いくつかの)ルール

①一時にひとつのスキルにエネルギーを集中する。
割となんでも欲張って、いっぺんにやろうとするので結果どれもあまり進みません。電子工作、美術解剖学、プロダクトデザインについての勉強はストップ!(ちなみにどれも目標だけ立てて、始めてはいません。ストップ!やるやる詐欺

②スキルをサブスキルに分解する
まず、やろうとしていることがどのようなスキルから成り立っているのかを分析します。一気にやろうとするのではなく構成要素の大事な部分に時間を集中させることによって短期獲得を目指すということです。正直、これからはじめようとするプログラミングが、どのようなスキルに分解できるのかもよくわかっていないので、わかってきたら意識しようと思います。ヨシっ!

③時計のそばで一気に練習する
時間は有限だ!生きている時間は限られている!(必死)

④量と速さを重視する
『アーティストのためのハンドブック 制作につきまとう不安との付き合い方』から。引用の引用になってしまいますが、以下本文。

陶芸の授業の初日に、教師は生徒を二つのグループに分けると宣言した。スタジオの左半分の生徒は最終日までに制作した作品の『量』だけで評価する。一方右半分の生徒の制作物の『質』だけで評価する。というのだ。〜中略〜そして評価の日。興味深い事実が明らかになった。もっとも質の高い作品はいずれも量で評価されるグループの生徒が作ったものだった。どうやら量重視のグループがひたすら作品を創り、失敗から学んだのに対し、質重視のグループは完璧とは何かを考えることに時間を費やし、最終日には立派な理論は頭に入っていても、教師にみせられるのはひからびた土の塊だけだったようだ。

効果的学習のための(いくつかの)ルール

①わからなくてもやってみる
わからないことをわからないまま理解する。目安として『自分のペースが早すぎるのではないか?と不安になるぐらいがちょうどいい』らしいです。むしろ最初から『わかった』となる内容であれば、レベルの設定が軽すぎるのかもしれません。

②心的モデルと心的フックを知る
心的モデル=もっとも基本的な学習単位。関係性を理解し、分類する手段
心的フック=新しい概念を覚えるのに役立つ類似性や比喩
書いてあることだけ書いたので正直よくわかりません。
自分の中で、いままで見てきたもの、または代替することのできるモデルをつくり、それを元に理解の助けとなるフックを作り出す。といったところでしょうか。うーん、わからん。

③予測を立て、検証する
これは何を学習する際にも重要です。ただ何も考えずに失敗をしたり、反復練習だけではなんの役にも立ちません。何をこれからするのか、その結果どうなるのか、結果からどういったことがわかるのか。小さなことでもこれをすることで学習の質は上がります。

④自分の生物学的欲求を大切にする
集中して飽きたらすぐやめる!
もっとも最適な学習サイクルは90分らしいです。90分だったら1日のうち時間は作れそうですね。

あとひとつ個人的なものを付け足すと、
『なにがしたいか>なにができるか』
イラレのスキルを身につけた時がまさにそうだったのですが、私はこれがしたい、あれがしたいという画がかなり具体的に出来上がっていたので、スキルの獲得が早かったのだと思います。(当時の講師が丁寧にそれに答えてくれる方だったというのも大きいです。)
これから学んでいく、全くわからないプロセッシングについても同様、基本を反復した上で『自分はこう動かしたい!じゃあどうしたらいいんだ!?』からスタートさせるという意識を持とうと思います。

さ、あしたから頑張る。(ヨシっ!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?