ライブ2連発でオールナイト
こんにちは、こんばんは。えー、ワタシは昨日が仕事納めでして、無事に納められてホッとしたのも束の間、その足で渋谷に向かい、J.S.カレーで腹ごしらえをした後、FINAL SPANK HAPPY のライブと石野卓球のオールナイト イベント「地獄温泉」をはしごして、朝帰りでした。久しぶりに徹夜で遊びました。ライブのはしごは多分、初ですね。
…などと書くと、「若いですねー」とか「元気ですね~」とか言われそうですが、もちろん僕はかなりの高齢者で元気なんてことは全くありませんので、普通に疲れ果てて(とても楽しかったけど)、フラフラで朝帰りして、夕方くらいまで寝てました。
僕は色んな音楽を聴きますが、クラブミュージック(特にテクノ)も好きなので、以前は(といっても、ゆうに10年以上前ですが)ちょくちょくクラブやイベントに行って、徹夜で遊んでました。特に夏の朝、遊び終わって外に出て、白く明るくなっていく空を見るのが好きでした。でも疲れて途中で寝ちゃうことが多くなって、そのうち行かなくなってしまいました。(余談ですがその時に、人間、本当に眠い時は、爆音で音楽がかかるダンスフロアに横になっても眠れるのだということを知りました)
昨晩(というか、今朝方)は5時くらいに立ったまま寝そうになってましたが、結局寝なかったことだけは「よく頑張った」と、自分を褒めたいと思います。
さて FINAL SPANK HAPPY のライブは今年3回目。当然のことで、改めて言うまでもないのですが、最高でした。今年の僕のハイライトはこの音楽グループに出会えたことで、かなり大袈裟な言い方ですが、それによって、かなり幸福度が上がりました。ジャニーズの追っかけもそうですし、ビジュアル系の追っかけもそうですが、人は何かに夢中になっている時が楽しいものです。ある意味では合法的なドラッグ的なそうした何かを人は生きるために必要とするのかもしれません(少なくとも僕はそうです)。
FINAL SPANK HAPPY がどういう音楽グループであるかというのは、正確にお伝えするのはいくつかの手順を経なければならず、なかなか骨の折れる作業なので(あえて、そういう作りこまれた物語が組み込まれている訳です)、ここではしませんが、最近インタビュー記事が出ましたので、ご関心があれば読んでみてください。音楽のジャンルとしては「ポップ」もしくは「シティポップ」に該当すると思います。
この日のライブは今年9月にリリースされた傑作アルバム「mint exorcist」のリリース後のツアー最終日で、渋谷WWW X での開催でした。ここはかつて「シネマライズ」という映画館があった場所で、かつて(これもゆうに10年以上前ですが)熱心に映画館で映画を観ていた僕にとっては思い出深い場所です。
シネマライズで観た作品で、特に思い出に残っているのは、是枝裕和監督の初期の作品「ディスタンス」です。作品自体も素晴らしいのですが(暗いテーマですが)、主演の伊勢谷友介がカッコよくて、その時の僕は夢中になって、ブランド名は忘れてしまいましたが、彼がかけていたのと同じ奇抜なサングラスを買ったりしてました。息の長い俳優である ARATA(当時)くんも同じく主演でした。
「ディスタンス」の上映は、2001年ですね。以下のシネマライズのアーカイブ サイトにも載っています。(改めてこの上映リストを見ると、いい映画を上映していたんだなぁ、とウットリします。そして、その大半を観に行かなかったことを後悔します)
さて FINAL SPANK HAPPY のライブは、CDを流して口パクで行われます。一般的にはタブーとされる口パクを堂々と宣言してやり、つまり CD から流れる音楽に合わせて男女が歌う振りをしながら踊る(だけ)、という形式のライブに集まる老若男女を問わない好事家が沢山いるのですから(チケットは早々にソールドアウト)、世の中の多様性というのはすごいものです(これは世の中の趣味全般に言えることですが、多様化が進みすぎていて、趣味の違う人には、いくら言葉を尽くして説明しても分かってもらえない、お互いに、という状況がありますね。なので、音楽に関する本稿のような note の記事はあまり読まれないらしいです)。
なおライブにはコンフィチュールで有名な(というか、この方が日本にコンフィチュールという言葉を広めたのだと思いますが)五十嵐ろみさん、著名な批評家の佐々木敦さん、あとこの方は僕は知らないのですが、女性アイドルの和田輪さんも来られていたようです。
サイン会の後、恵比寿に移動してマックで少し休憩、リキッドルームで毎年恒例のイベント、石野卓球の地獄温泉に初参加。で、朝まで地獄温泉に浸かりました。疲れたけど、来年も生きていれば浸かりに行きたいですね。
おまけにネジを1本もらいました。
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