興味、初めてに、お勧めボードゲーム

説明

 ボードゲームに興味をもったがどんなものがあるのか?初めて遊ぶ人でも遊びやすいものはどういうの?そういった方々向けに紹介。私が実際に遊んだことのあるボードゲームや感想、評判が良いものをいくつか選んで「ゲーム名」「価格」「遊ぶのにかかる時間」などを以下のようなかたちで表記。

ゲーム名(タイトル)
 年齢:対象年齢
 人数:遊ぶのに必要な人数
 時間:一回の遊びにかかるおよその最低時間
 価格:販売希望価格(税込)
 一言:私がそのボードゲームについて勝手に言葉をつけた

リンク:実際に遊んだ人の説明や評価を自身の目で見られるように
   (ボドゲーマさんの各レビュートップのリンクを貼りつけ)

紹介するボードゲームの数は多くないが、それぞれ私なりに区分けをしているので、それも合わせて見てもらえたらと思う。


注意

 趣旨として、本投稿(2024年10月7日)時点で、店頭や通販などに在庫があると思われるものを中心に紹介。そのため、お勧めはしたいが在庫が少ない(または入手が困難)と思われるものに関しては今回紹介はしない。拡張についても、あくまで興味をもちはじめた人、遊んでみたい人向けに書いているので割愛。

また、価格に関しては販売時期(再販も含む)の円相場や物価高などの状況次第で変動があり、遊ぶ時間に関しても慣れた人、初めての人で多少変化する。



Ⅰ.入り口編

①入り口

 まずは直感的わかりやすいものを紹介。多人数で楽しめるものが多いので、ちょっとしたパーティゲームとしても向いている。万人向けしやすく初めて遊ぶ人にもルールを説明しやすい。


・ナンジャモンジャ・シロ&ミドリ
 
年齢:4歳~
 人数:2-6人
 時間:15分~
 価格:¥1,430
 一言:名前をつけて思い出す。シロ、ミドリの違いはイラスト。


・ドブル
 
年齢:7歳~
 人数:2-8人
 時間:20分~
 価格:¥2,200
 一言:必ず1つは同じものが描かれている。それを1番に探し出せ!
   ※ディズニー、ポケモン、サンリオ、ドラえもん、などコラボあり。


・ito
 
年齢:8歳~
 人数:2-10人
 時間:30分~
 価格:¥2,200
 一言:会話をしながら数字を言わずにコミュニケーション。
   ※itoクラシック(itoのデザイン変更版)
    itoレインボー(itoの基本ルール+協力&対戦ルール)がある。


・はぁって言うゲーム
 
年齢:8歳~
 人数:3-8人
 時間:15分~
 価格:¥1,760
 一言:ため息ついて共感理解。セリフに応じた心理に気づけ!
   ※第2弾、第3弾、第4弾、第5弾(青春編)と販売されている。


・ミスターダイヤモンド(復刻版)
 
年齢:6歳~
 人数:2-6人
 時間:15分~
 価格:¥3,300
 一言:本物のダイヤはどれだ?触れた瞬間の希望と絶望。



②入り口からちょっと入ったぐらい

 次は入り口からちょっと入った感じの様子見ゾーン。入り口と同じようにわかりやすく初めてでも遊びやすいものが多いが、遊び方とゲームの内容に少し深みが加わるため、頭を使うものも出てくる。


・ゴブレット・ゴブラーズ
 
年齢:5歳~
 人数:2人
 時間:5分~
 価格:¥3,080
 一言:被せて出てきて、こんにちは。気づけば3つ並べれる。


・NEU(ノイ)
 
年齢:7歳~
 人数:2-7人
 時間:10分~
 価格:¥1,760
 一言:101を超えてはいけない足し算(101はOK)。ただしカードは運。


・ニムト
 
年齢:8歳~
 人数:2-10人
 時間:30分~
 価格:¥1,200
 一言:4つの牧場、1つにカードは5枚まで。もぉ!牛は引き取らないよ!


・犯人は踊る(2023年版)
 
年齢:8歳~
 人数:3-8人
 時間:10分~
 価格:¥1,320
 一言:たった今…事件が起きました。そして、犯人はこの中にいる!
   ※2023年版は旧版(下記リンク)とデザインは異なるが内容は同じ。


・ハゲタカのえじき
 
年齢:8歳~
 人数:2-6人
 時間:20分~
 価格:¥1,800
 一言:強い者が獲物をしとめる。ただし、争いが起きればその隙に獲る。


・ジャスト・ワン
 
年齢:8歳~
 人数:3-7人
 時間:30分~
 価格:¥3,850
 一言:同じヒントは見せられない!?残ったヒントで答えを導け!


・ガイスター
 
年齢:10歳~
 人数:2人
 時間:20分~
 価格:¥2,800
 一言:良いおばけ?悪いおばけ?さぁ?これはどっちかな?



③入り口が遠くに見え始めたぐらい

 最後はルールに一癖も二癖もあったりするものが出てくる。制限が増えるものもあれば、ひねりを加えたものもある。想像力を中心にゲーム性や一緒に遊んでいる相手(他者)への理解がより深いゲーム性に繋がっていく。


・ラブレター(第2版)
 
年齢:10歳~
 人数:2-5人
 時間:5分~
 価格:¥2,035
 補足:私の恋路にライバルが!?秘かな恋文、姫へと届け!!


・スカル / 髑髏と薔薇(2023年版)
 
年齢:10歳~
 人数:3-6人
 時間:15分~
 価格:¥3,080
 一言:めくって見るまでわからない。バラは天国、ドクロは地獄。
   ※2023年版は旧版(下記リンク)とデザインは異なるが内容は同じ。


・スパイシー
 
年齢:8歳~
 人数:2-6人
 時間:15分~
 価格:¥2,420
 一言:これはコショウの1です。信じるか信じないかはアナタ次第です!


・ザ・ゲーム(第2版)完全日本語版
 
年齢:8歳~
 人数:1-5人
 時間:15分~
 価格:¥1,980
 一言:悪魔の復活を阻止せよ!油断するな…数字を言ってはならないぞ。


・ザ・マインド 日本語版
 
年齢:8歳~
 人数:2-4人
 時間:20分~
 価格:¥1,980
 一言:コミュニケ―ションは禁止。読むのは空気、信じるは己。


・ナナトリドリ
 
年齢:6歳~
 人数:2-6人
 時間:10分~
 価格:¥2,200
 一言:縄張りあってか移動不可!?場に出た鳥さんちょっと来ておくれ。


・バトルライン(2023年版)
 
年齢:8歳~
 人数:2人
 時間:30分~
 価格:¥2,970
 一言:私のほうが強いでしょ?だからここの陣地は私のもの。


以上が「Ⅰ.入り口編」。

 いくつか意識したところもあるが、基本的には「面白さがわかりやすいもの」を中心に紹介した。

誰が体験しても悩む場面では悩み、上手くいったときには上手くいったという気持ちが当事者でなくても理解、共感、共有できるものはボードゲームをあまり知らない人や遊んだことがない人でもわかりやすく伝わり、最高の楽しいにも繋がる。

それでいて「もう一回!」となればボードゲームを楽しめていると言っても過言ではないし、ならなくても満足感が出ればそれもまた楽しめている証拠。

時間が空いてもまた遊びたいと思えたなら、それは嬉しいかぎり。



Ⅱ.沼の入り口編

①沼の入り口

 今までは素直な遊び方も多かったが、ここからはさらなる想像(予想)や順番(計画)など、より思考を重視するものが増えていく。またカード類だけではなく、ミープル(プレイヤー駒)、ダイス(さいころ)、タイルなどこれらコンポーネントと呼ばれるものが多種多様に同封されはじめ、そのぶん箱のサイズ感も大きくなってくる。


・ザ・クルー:第9惑星の探索
 
年齢:10歳~
 人数:2-5人
 時間:20分~
 価格:¥2,530
 一言:頼む…頼む!意図を汲み取ってくれ。


・コードネーム
 
年齢:14歳~
 人数:2-8人
 時間:15分~
 価格:¥3,300
 一言:仲間のエージェントは紛れている。ヒントから接触を果たせ!


・インカの黄金 新版 完全日本語版
 
年齢:8歳~
 人数:3-8人
 時間:20分~
 価格:¥3,520
 一言:お宝は奥に!だが、危険が…。現実を見るか?ロマンを見るか?
   ※新版は旧版(下記リンク)とデザインが異なる。
    基本内容は同じだが一部ルールをより緊張感あるかたちに変更。


カルカソンヌ21
 年齢:7歳~
 人数:2-5人
 時間:35分~
 価格:¥3,800
 一言:新しい場所が開けたな。よし!ここに私の配下を送ろう。
   ※カルカソンヌ21は旧版(下記リンク)とデザインが異なる。
    21は基本内容に加え、拡張タイルと拡張ルールが同封されている。


ヒューゴ オバケと鬼ごっご
 年齢:7歳~
 人数:2-8人
 時間:30分~
 価格:¥4,200
 一言:まさかお城にオバケがいたなんて…早く部屋へ逃げ込まないと…。



②沼の触れはじめ

 遊ぶのに大きく場所を必要とするものも増え、それに応じて遊ぶ時間の増加。また、ゲーム内におけるコンポーネントを使った動きの活発化など、盤上が移り変わっていく頻度が高いゲームも出てくる。


・カタン スタンダード版
 
年齢:8歳~
 人数:3-4人
 時間:60分~
 価格:¥4,620
 一言:開拓拡張。資源採取地有限。交易交渉。徒党を組みつつ、発展へ。


・ラミィキューブ クラシック
 
年齢:7歳~
 人数:2-4人
 時間:20分~
 価格:¥4,400
 一言:並べて揃えて崩す。そして再構築。
   ※クラシックとついているが基本内容に変更はない。
    クラシックはタイル置きのラック(台)が湾曲している。


・ディクシット(2021年版)一枚の絵は、千の言葉に値する!
 
年齢:8歳~
 人数:3-8人
 時間:30分~
 価格:¥4,950
 一言:そう…これは想像。誰かがわからなくても誰かがわかるように。
   ※2021年版と旧版(下記リンク)に違いは無いが内容物に一部変更。
    2021年版は遊びやすさの向上、人数の増加などが改良。


・ウボンゴ スタンダード版
 
年齢:8歳~
 人数:1-4人
 時間:25分~
 価格:¥4,840
 一言:すぴーでぃ、あくしょん、ぱずるげーむ。ウボンゴ!!


チャレンジャーズ!
 年齢:8歳~
 人数:1-8人
 時間:45分~
 価格:¥5,500
 一言:めくって戦う数字比べ!最強のデッキを作り、目指せ優勝!


以上が「Ⅱ.沼の入り口編」。

 ここでの意識は「多種多様」。ダイス(さいころ)を振ったり、資源を得たり、タイルを置いたり動かしたり、とボードゲーム(アナログ)ならではの体験が楽しめるものを紹介した。

頭を使うものが多いが、自身の手順を計画して、それが上手くいったときの達成感や満足感。予想が外れたときや相手に計画がばれたときの焦りや落胆。意図しないかたちで手順が狂ったときの発狂と修正など、「Ⅰ.入り口編」のような直感的、感覚的に面白さがわかるものではなく、思考する楽しさ、それを導く面白さなどが醍醐味。

好みや合う合わないが出てくるのは仕方がないがとりあえず一回は体験してみても良いと思う。



Ⅲ.浸かりはじめと王道編

①浸かりはじめと王道

 勝利点(VP)というものを集めることが明確(基本)になり、これまで以上に予想と計画の戦略が重要だったり、長考する時間が欲しいと思ったりする。また、世界観がゲームに色濃く反映されているものもあり、雰囲気そもものを楽しめるものも多い。


・ドミニオン 第二版
 
年齢:14歳~
 人数:2-4人
 時間:30分~
 価格:¥5,500
 一言:ハマる人にはとことんハマる。多様なコンボとデッキ構築!


宝石の煌き(2024版)
 年齢:10歳~
 人数:2-4人
 時間:30分~
 価格:¥5,940
 一言:手軽だけども奥深い。宝石売って威信を獲得!
   ※2024年版は旧版(下記リンク)とデザインは異なるが内容は同じ。


アズール
 年齢:8歳~
 人数:2-4人
 時間:30分~
 価格:¥6,600
 一言:タイルを選んで壁を装飾!小人数ほど人間性が出る。


チケット・トゥ・ライド・アメリカ
 年齢:8歳~
 人数:2-5人
 時間:30分~
 価格:¥6,600
 一言:チケット片手に鉄道敷いて、アメリカ全土を駆け巡ろう!


パンデミック 新たなる試練
 年齢:8歳~
 人数:2-4人
 時間:45分~
 価格:¥5,500
 一言:一瞬で広まるウィルス。撲滅できるのか?人類!?


ウイングスパン 完全日本語版
 年齢:10歳~
 人数:1-5人
 時間:40分~
 価格:¥7,700
 一言:私は鳥類愛好家。多くの鳥を呼び寄せ、素敵な保護区で鳥を観察!


テラフォーミング・マーズ 完全日本語版
 年齢:12歳~
 人数:1-5人
 時間:90分~
 価格:¥7,700
 一言:火星地球化計画!「気温」「水」「酸素」誰よりも貢献せよ!


ワイナリーの四季 完全日本語版
 年齢:13歳~
 人数:1-6人
 時間:45分~
 価格:¥7,920
 一言:両親から相続?一年かけてのワイン作り!再興経営ワイナリー!


アルナックの失われし遺跡
 年齢:12歳~
 人数:1-4人
 時間:30分~
 価格:¥7,700
 一言:遺跡に守護者に未開の地。調査や研究、恐怖とともに探索だ!


アグリコラ リバイズドエディション
 年齢:12歳~
 人数:2-4人
 時間:90分~
 価格:¥7,150
 一言:家族で経営農家さん。畑に家畜に改築に。あっ…食料ぉぉぉー!!


デューン砂の惑星 インペリウム 完全日本語版
 年齢:13歳~
 人数:1-4人
 時間:60分~
 価格:¥8,250
 一言:紛争、同盟、派遣の戦略。砂の惑星を手中に収めるのは誰だ!?
   ※ちょっと入手しづらい可能性あり。


以上が「Ⅲ.浸かりはじめと王道編」。

 意識は「王道」。ここで紹介したものはボードゲームをやっていたら1度は見たり聞いたり可能性があるものばかり。「浸かりはじめ」というのは、「ハマる人はハマるよね?」という沼の始まりというか事実というか…。

今まで紹介した以上に、何度やっても飽きがこないものも多く、どれもさらに楽しめるよう「拡張(基本に加えて遊びの幅を増やす)」というのが出ていたりもする。また、「ソロプレイ可」という場合もあり、お一人様にも優しい。

今まで以上の価格、遊びにかかる時間は増えるが唯一無二の体験として興味があればぜひ遊んでみてほしい。



購入場所

 今回、紹介したボードゲームが購入できる販売店をいくつか紹介。1つの店になくても他の店なら在庫があることも多々あるので「欲しい」「やってみたい」と思ったらいろいろ調べてみることをお勧めする。

ネット通販

・Amazon
・楽天
・yahoo! japan ショッピング

☆紹介以外にも通販サイトはある。

注意点
販売元が信頼できるのか?適正価格かどうか?調べる必要あり。
また、日本語版ではないものも出てくるので言語確認などする必要あり。

販売元や適正価格などがわからない場合、この次に紹介しているボードゲーム販売店で購入することをお勧めする。


ボードゲーム販売店(ネット通販あり)

・すごろくや
・ホビーステーション
・JELLY JELLY STORE
・リゴレ
・テンデイズゲームズ
・Engames
・ゲームストア・バネスト
・SUNNY BIRD(サニーバード)
・イエローサブマリン
・駿河屋

その他(ネット通販は店による)

・各おもちゃ売り場
(家電量販店、ドン・キホーテ、大型ショッピングモールなど)

☆紹介以外にも専門的な店はある。


補足
 たまにカード類のゲームは書店等でも見かけることがある。また、おもちゃ売り場の場合、取り扱っていないところもあるためそこは注意。

 ネット通販については送料を考えたとき、配送地域によっては別の販売店のほうがお得な場合もあり、また単体購入より複数購入のほうが価格を抑えられることもある。



その他

遊び方や雰囲気、感想など


・ボドゲーマ
・youtube

☆紹介以外にもサイト等あり。


 youtube等でボードゲームの検索を行うと遊んでいる動画があげられていることもあり、遊び方や雰囲気など感じとれるものもある。また、今回リンクを貼らせていただいたボドゲーマさんは実際に遊んだ人の感想や評価などが見られるので気になったら調べてみるといいかもしれない。



あとがき

 以上でおおよその紹介は終わり。紹介した以外にもまだまだたくさんのボードゲームがある。安さや手軽さを考えるとカード類のゲームが遊びやすいが、時間をかけて大きなボードで楽しむというのもぜひ体験してみてほしい。

自身で購入しなくてもボードゲームカフェというのがあり、知り合いなどと一緒に足を運んでもらえればその場で遊ぶことができたりする。ただし、私は行ったことがないので詳しいことは各個人で調べてもらえればと思う。

 改めて言うが、今回紹介しているものは極一部であり、他にも素敵な作品(ボードゲーム)はたくさんある。共通する基本的なものはあってもその活かし方は製作者の数だけ幅広く想像的なものばかりなので、それらを楽しんでみてください。