デヴィッド・ボウイの衣装を作るには?vol.55
初めまして、22歳、デヴィッド・ボウイ好き、洋服の仕立て屋で修行中のバンブロンと申します。ここでは私の敬愛するデヴィッド・ボウイの衣装について研究してみたり、実際に作ってみたりする私の趣味を記録していきます。
それではさっそく見ていきましょう。
1990年ロンドンでトニー・マギーによって撮られた写真。
トニー・マギーは当時をこう語る。
「私はデビッドと6回一緒に仕事をしました。デビッドとの最初の撮影は間違いなく最も思い出深いものでした。それは写真家と被写体の間の信頼と忠誠心の始まりだったからです。ご想像のとおり、このような偉大なミュージシャンを撮影するとなると、撮影セッションでどの音楽を流すか迷います。そこで、ダイアナ・ロスとシュープリームス、カーティス・メイフィールド、ボビー・ウーマック、フォー・トップス、マーサ・リーヴスとヴァンデラス、ボブ・ディランなどを選びました…
「デイビッドさんは写真を撮るのが素晴らしく、指示はまったく必要ありませんでした。彼は完全なプロフェッショナルで、文句を言うことはなく、遅刻も早すぎもせず、時間ぴったりにやって来ました。」
シャツの仕様。
具体的には「スチュアートレギュラーカラー+フレアシングルボタンカフス+フレンチフロント(裏前たて)+ 胸ポケットレス仕様」といったデザインが有力候補でしょうか。
ボタンは白の自然な光沢が特徴的な高瀬貝のリングカップデザインを選びましょう。
初めてご紹介することになったフレア型のカフスです。既製品だとまず見ない型のカフスですが、デヴィッド・ボウイのカフスに注目してください。通常だと丸くなったり角が落ちていたりしますが、こちらのカフスは反対方向に開いているのがわかると思います。こちらの形のカフスを我々フレアカフスと呼んでおります。お客様でもなかなかこの形でオーダーしないので、私が挑戦したいです!!
2024.11.11
BamBron Sota
バンブロン・ソータ
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