デヴィッド・ボウイの衣装を作るには?vol.50
初めまして、22歳、デヴィッド・ボウイ好き、洋服の仕立て屋で修行中のバンブロンと申します。ここでは私の敬愛するデヴィッド・ボウイの衣装について研究してみたり、実際に作ってみたりする私の趣味を記録していきます。
それではさっそく見ていきましょう。
デヴィッド・ボウイの衣装
1997年10月発行のGQマガジン。ポールスミスの衣装を見に纏うデヴィッド・ボウイは写真8枚が掲載されている。ピーター・ロバサンが撮影した素晴らしい写真です。
デヴィッド・ボウイは長年ポール・スミスの作品のファンであり、当時デザイナーは「彼が一度、5番街の店に来て、自分のサイズのシャツを全部買ったことがあった。衝撃的だった。わくわくしたよ」と話している。
この撮影の写真の1枚は今もGQファッションオフィスの外の壁に飾られているらしい。そして2013年のBBCの世論調査でボウイが史上最もおしゃれなイギリス人に選ばれました。
シャツの仕様。
具体的には「ショートワイドカラー+シングルボタンノーブルカフス仕様+フレンチフロント(裏前立て)+ 胸ポケットレス仕様」といったデザインが有力候補でしょうか。
ボタンは自然な黒い光沢が特徴的な黒蝶貝のボタンがベストマッチでしょう。天然の黒い貝を使っているため一つ一つのボタンの色味や光沢が微妙に個体差があるのも高級感があります。
オレンジのジャガード生地はかなりのインパクトがあるはずなのに同じ生地で作られたネクタイがその華やかさをマイルドにしてくれている気がします。中心に統一感があるからこそスーツがシックでも主役に引き立てることもできていると思います。
私自身が考えている頭の中のデザイン案はこのスタイルに近くて、テキスタイルデザインから自身の手で行い、同じ生地同じ色柄のシャツネクタイを合わせることを目標に来年は取り組みたいと考えています。
2024.11.1
BamBron Sota
バンブロン・ソータ
Instagram:@bambron_ch_ch_changes