サッカーにおいてパスはなぜ重要なのか
今回の記事では、個人テクニックではなくグループテクニックについて紹介していきたいと思います。
それでは、グループテクニックとは??
グループテクニックとは効果的なプレーの完結により、2人ないしそれ以上の選手を繋げることを可能にするプレーのことです。
この際にポイントとなるのは常にチームにとってプラスになることを考えながらプレーをすることです。
今回はこのグループテクニックの中で試合中最も多く用いられるパスについて紹介していきたいと思います。
パスは2人以上の選手を繋ぐためのプレーであり、パスを使うことでより短時間で定めた目的にたどり着くことができます。なぜならパスはドリブルよりも早いからである。
(パスができる時にコンドゥクシオンは避ける必要があります。)
プレースピードはパスの意図によって左右されます。そのため、味方がパスを受けた時に次のプレーをするための時間を失わないようなパスを行う必要があります。これについては意外に重要な要素ではないかと考えます。その理由としては、自分がきつくなったからパスを出すという意味でパスを使っているような選手をよく見かけるからです。小学生年代までは、これで大丈夫かもしれませんが年代が上がるとその際には、相手チームにチームとしてはめられているということがあるからです。
そのため、パスの成功は正確性とパスのタイミングによって決定されます。
スペインといえば、パスを非常に大切にしているイメージがあると思いますがそれはなぜでしょうか??
それは、先ほど述べた通りドリブルよりも早いからです。また、ドリブルに比べて相手との接触が少ないため怪我のリスクも下げることができます。
続いて、パスをする際の基本的原則について紹介していきたいと思います。
パスの出し手としては、味方がマークを外した瞬間の適したタイミングでパスをすることが求められます。そして、パスの質としては、味方がコントロールできる、もしくは、1タッチでプレーできるようなパスをすることが求められます。この時に受け手としては、次にどのようなプレーをするのかを考えておく必要があります。
また、パスの種類には縦パス、横パス、斜めのパス、バックパス、ショートパス、ロングパスがあります。
・縦パスではプレーに深みを作ってプレーの幅を広げることを可能にします。
・斜めのパスは相手のDFを崩すのに非常に効果的なパスです。
・横パスはピッチの幅を使うことができるパスです。
・バックパスはボールを保持するために最適なパスになっています。
・ショートパスはボールを保持し自チームのペースで試合を運ぶことができます。
・ロングパスはカウンターをする際に効果的なパスになります。
また、裏へのパスは相手にとって危険であることや、センタリングは相手が守ることが難しいことや、反対方向へのパスは相手の不意をつくことができます。
以上のように、パスの種類によって様々な効果を生むことができます。
そのため、選択するパスは状況によって効果的でないこともあります。下記ではあまり得策ではないパスについて紹介していきます。
・負けている時に過剰に横パスを用いる。
・深さを探さずに横パスを用いる。
・敵が近くにいるのにも関わらず自チームのゴール方向にパスをする。
・シュートを打つことが可能である状況でパスを選択する。
・責任逃れのために意図のないパスを選択する。
今回は、パスについて紹介しました。パスについては、非常に重要なスキルにも関わらず、軽んじられるような印象を受けます。実際に、自分もそこまでパスを重要視していませんでした。しかし、レベルが上がる時に、良い選手の条件の1つにこのパスというものは必ずあると感じるようになりました。そのため、良い選手を育てるためにも、このパスについての理解は非常に重要なことではないかと考えます。
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