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初めての海外で体感した会話術@韓国 聖水(ソンス)

僕は今年初めての海外旅行に行った。場所は韓国。
以前から韓国の食事や観光名所に非常に興味があり、それを叔母に話すと
「一緒に行こうよ!」と僕を韓国に連れて行ってくれた。

すごくありがたい話だ。僕は飛行機の予約や海外の宿の予約の仕方など、何もわからない状態だったが、叔母と叔父が準備してくれたおかげで、最高の旅になった。

韓国旅行の中で、ご飯屋さんや服屋、宮殿などさまざまな場所に行った。
最終日ではそれぞれ個人で行きたい場所に行くために、別行動をとった。
僕は、ネットで見かけた『聖水(ソンス)』という街に行った。
そこは、今注目され始めている街らしく、おしゃれな服屋やカフェがあった。ソンスはもともと工場地帯だったようで、跡地が多く残り、下町らしい落ち着いた雰囲気の街だった。
僕は気になっていたレインカフェに行き、その後はソンスの服屋を回った。

ソンス駅
ソンスの街並み1
ソンスの街並み2

2軒ほど服屋を見て、3軒目に入った服屋で僕はカエルの刺繍の入ったTシャツを購入した。
購入の時にカードで支払おうとしたが、ICチップが傷ついていたようで、使用できなかった。
その店はカードのみの店だったこともあり、僕は店員さんと拙い英語でどう支払うかの相談をしていた。

結果お釣りが用意できないので、20,000ウォン(日本円で約2,100円)でTシャツとブランドのステッカーセットを購入した。
Tシャツが18,000ウォン(約1,900円)、ステッカーが10,000ウォン(約1,000円)だった。
店員さんが店長さんと電話で相談してサービスをしてくれたのだ。

申し訳ない気持ちとありがたい気持ちでいっぱいだった。カードが突然使えなくなって困っている外国人(僕)に対してすごく丁寧になんとかお店の状況や対応を伝えようとしてくれた。

対応が決まるまで、僕の状況や店の状況を伝え合う中で、お互いに英語があまりできなかったが、ボディーランゲージや表情でなんとか意思疎通ができていた。
僕も焦った顔をしていたと思うが、店員さんもかなり焦った表情だった。話を聞くとその人はバイトらしく、最近お店に入ったばかりらしい。

でも、お互いに自分の事を伝えようと、言語以外のコミュニケーション方法で会話をしていた。日本ではなかなか経験できない事だ。

僕は普段保育士やボランティア団体の会長として様々な経験をしている。
大人だったり、子どもだったり僕の話し相手は、状況によって違う。語彙力も理解度も関係性もすべてが違う。
ただ、一つだけ共通しているのは“表情“があるということだ。

僕が誰かとコミュニケーションをとる時、必ず表情に気持ちが出ている。僕もそうだが、誰かと会話をしている時必ず相手の表情を気にしている。機嫌が良いのか悪いのか。困っているのか、悲しんでいるのか。
人間は、相手の表情から受け取る情報が非常に多い。

表情というのは無意識のうちに頻繁に変わる。自分はそんなつもりはないのに、真剣に話しているだけで、怒っているように見えたり。
言葉も表情も使うのは自分だが、受け取るのは他の誰かだ。だからこそ、上手く使いたい。
自分は今どんな表情をしているのか、いちいち確認してはいられないが、自分が相手の感情を表情で予想するように、相手も自分の表情を見ている事を忘れないようにしよう。

表情はコミュニケーションの始めの一歩。言葉と同じくらい、便利だが相手を追い込む事のできる物でもある。生きているうちに出来るかわからないが、自分にあるコミュニケーション道具を使いこなせるように僕はなりたい。

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