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NIGHT CANDYをやってみた雑感。

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なんのことかよくわからない方はTwitterにて、#夜飴 と検索してみよう。

突然シティポップにハマったというイメージがあるかもしれないけれど、僕はもともとCharaや土岐麻子、日暮愛葉が好きだったから、いつかもう一度マイブームとしてシティポップがやってくることは必然であったと思う。
 そしてそんな必然のマイブームがやってきたタイミングで、DJイベントの企画を何かやりたいと思っていたとしたら、「NIGHT CANDY」の開催は僕が学童だった頃より決められていた運命だったのかもしれない。滑らかに誇張表現が口から出る男、それが僕。

 ともあれ3月13日、信頼できる演者さんを信頼できる場所に集めて、シティポップパーティ「NIGHT CANDY」を開催した。
 今まで僕がやっていた主催パーティと今回のそれは、以下の点で個人的に大きく異なる。

①共催者を立てず、初めて独りで主催をしたこと
②ジャンルを縛ったイベントであったこと

①については、今まで僕が独りで動くことを嫌がっていた根本的な理由であった。平たく言えば「ひとりだと大変だしめんどくさい」という気持ちがあったのだ。だけども一回ひとりでやってみるのもいいかな、と思って色々と考えているうち、「逆にワガママを通せるからいいかも」という思想に至った。ええやんええやん〜と叫びながら無事に土佐堀筋を闊歩した。

②は、今までジャンルで縛ったDJイベントをやったことがなくて、というかこれについては今後もあまりやりたくないと思っている。自分が遊びに行くのはめちゃ楽しいけど、どうしても入り口が狭いので集客が難しいのでは、というイメージがあって精神衛生上よくないためだ(とはいえ、オールジャンルとしたところで色々と難しい問題もあるけどそこは察してほしい)
 まあ今回は一回それも加味してやってみっか、くらいに考えていたけど、杞憂に終わった。シティポップという言葉があまりにも抽象的で、かつ広義なため、幅広い音楽が流れた。例えば年代だって、70年代もあれば22年リリースの物もあるし、Future FunkやElectro Swing、Future Bassも流れた。もちろん日本だけにとどまらないし、だけど共通して知らなくても楽しく踊れる音楽だった。
 この感覚がすごく良くて、縛ってるのに縛ってない、少し辛いラー油みたいな、いい塩梅だったので、これからもこのバランスを考えてイベント作っていきたいなと思った。

 NIGHT CANDYは自分でやりたいことを作りたいコンテンツとして考えているので、これからもやりたいことは全部入れていきたいなあと思っている。と言ってもそんな奇抜なことをしたいわけじゃないので、他のパーティと半歩ズレたようなところを歩きたいなと思っているので、また皆さん助けてください。

 イベントそのものの感想や、なにが流れたとか、そういうものとしては、特に文字に起こさず、あの場にいてくれたみんなが、古典落語のごとく、口頭継承していただけるくらいがいいのかなと思ってるので、ここにはあえて書かないですが、思っていたよりも何倍も楽しかった。選曲と映像そして酒による会場の抜群の空気感、自分が年齢を重ねてきたこと、世間のムーブメントがそうであったこと、自分の気分、坂本勇人の内腹斜筋の状態など、全てがビシッと組み合わさった感じだった。

 最後になりましたが、出演いただいた皆様、フライヤーやTシャツ作成でご協力、ご相談させていただいた皆様、会場使用させていただいたリーベラの関係者の皆様、そしてご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 またやりたいと思いますので、その時はまた遊んでくださいね。

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