夏フェスに久しぶりに行って思った事
久しぶりに夏フェスなるものに行ってきた。
およそ10年振りとなるSUMMER SONIC OSAKA。
B'zを日本人初のヘッドライナーとして迎える最終日に、出不精を押し殺してのこのこと推参仕った訳である。
快晴すぎる程の快晴となったこの日、最初に観たThe STRUTSからクールダウンしつつゆったりTwo door cinema clubを眺めるまで、身という身をしゃぶり尽くした手羽先の様に余すことなく堪能させて頂いた。
それを踏まえて思うことがある。
「日本で8月のフェスは、もう限界なのではないか?」
という事だ。
夏休みや、お盆という、体のいい休暇期間がある為、集客という意味ではこれ以上ない時期なのは重々承知だし、夏は開放的になる、という俗説だって大方納得する。
だけど、実際、この度参加してみて思ったのである。決定的に日程を変えた方がいい理由があるのだ。
だってビールがすぐ温くなるんだもん。
温いビールは犯罪なのだ。犯罪級に不味いのである。何杯飲んでも途中からぬるぬるなのだ。鈴木奈々もびっくりである。
我々の美味しいビールの為にも、都市型フェスは時期をずらす方が良いのではないか。
今回は台風の影響で、RISING SUN ROCK FESTIVALも初日中止の憂き目にあった訳だけども、北海道の台風はあくまでも例外的な事象だし、土地柄8月でもビールを美味しく頂ける。よってRSRはこの日程で問題ないであろう。
サマソニについては、同様に台風も考慮した場合、後ろ倒しにする事は好ましくない。また、Fuji Rockのように、世界的な評価を得さえすれば、7月開催でも集客を維持しつつ、ビールを美味しく頂けるのだが、若干客層の被るサマソニがここに勝負を挑むのは懸命では無いだろう。
そもそも、日本は誰も求めてないのに、6~7月にめっちゃ雨が降る。
京都大作戦だって、このめっちゃ降る雨にしばしばやられている。
そう考えると、やはりGW開催がよいのではないかと思う。
この季節ならば、最高に美味しいビールを飲める。サマソニスポンサーのプレモルさんも、二つの意味で美味しい思いが出来るはずなのだ。
美味しいビールを飲みたい。という、人が生きる上で最も根源的な欲望をまず最優先に考えて頂きたい。
その辺りを、運営に望む。
ちなみに、
The STRUTSを観ながら飲んだ最初の温いビール
ChaiのリハでのDaft Punk/Get Luckyのカバーを聴きながら揺れつつ飲んだ温いビール
SCANDALをキャーキャー言いながらぐびぐび飲んだ温いビール
Grim Spankyをシンガロングしながら飲んだ温いビール
なにしてもかわいいYUKIをアテに飲んだ温いビール
Pale WavesのEighteenに間に合わず、走りながら音漏れ聴きつつ飲んだ温いビール
1975で踊りすぎて大半を零してしまったので都合3杯程飲んだ温いビール
全音歌って遊んだFall Out Boyで飲んだ温いビール
2階席でTDCC観つつチルかまして飲んだ温いビール
全部死ぬほどうまかった。
ありがとうサマーソニック。
嗚呼、あの味思い出したら、春でも夏でもいいや。またやってくれ。