雑記
自分の世界を見つめすぎず、他人の日常に期待することなく、淡々と穏やかに毎日が畳まれていくと良い。誰かと生きようとしなくても良いし、生きていてもかまわない。他人を愛そうとしなくても良いし、誰かと誰かが愛し合うことを、必要な営みであると理解しなくてもかまわない。ただ、事実として、眺めているだけで過ぎて欲しい。
救われることを過剰に望むことはしない、救われなくても生きている。生きていることを尊いと思わなくても大丈夫。
日常を着実に重ねていることを忘れないように、足下を見つめながら歩いていいし、顔をあげることを強制しない。未来に希望を抱かなくてもいい。
ヤマシタトモコの『違国日記』を読んでいる。
違国日記の好きなところを挙げるとキリが無いけど、そのなかでも、「 朝 」という名前が特に好きだ。「あさ、」と強くも柔らかくも冷たくもどんな温度の声音で呟いても心地よく思う。
槙生の「あなたの感情はあなたのもので、」という言葉を、根っこから信じられる人間になれたらと祈る。
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