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コンピテンシー日記|『建設部門:建設環境』技術士さんの日常


◆はじめに

 こんにちは、皆さん。私は建設環境分野の技術士として日々の業務に取り組んでいます。このブログでは、技術士としてのコンピテンシーをどのように活かしているか、具体的な業務内容を通じてお伝えしていきます。技術士試験を目指している方にとっても、日々の業務に役立つ情報やヒントを提供できればと思っています。

1. コミュニケーションとリーダーシップ

 今朝は、工事現場の定例会議からスタートしました。今回のプロジェクトは都市部での大規模な再開発計画で、環境影響評価(EIA)が重要なテーマとなっています。会議では、環境保全の観点から新たに提案された施工計画の変更点について、環境コンサルタントや施工業者と議論しました。

 ここで重要なのは、コミュニケーションスキルです。異なる立場の人々と協力しながら、技術的な内容をわかりやすく伝え、全員が同じ目標に向かって進めるように調整する必要があります。特に、専門的な内容が多いため、専門外のメンバーにも理解しやすいような説明を心がけました。

 また、プロジェクト全体をリードする立場にある私としては、リーダーシップも求められます。参加者の意見を尊重しつつも、最終的には最も効率的で環境に優しい解決策を選択し、全体の方向性を決定する責任があります。

2. 評価とマネジメント

 午後は、先日実施した現場調査の結果をまとめ、報告書の作成に取り組みました。今回は水質検査や騒音レベルのモニタリングを行い、施工が環境に与える影響を数値データとして評価しました。

 このような評価業務では、マネジメントスキルが活かされます。データの正確性を確保するための工程管理や、報告書の締切に間に合わせるためのスケジュール管理など、業務全体を効率よく進めるための調整が不可欠です。さらに、評価結果が後々の施工計画に影響を与えるため、慎重な分析と意思決定が求められます。

3. 技術者倫理の実践

 技術士として、技術者倫理の実践は日常の業務において欠かせない要素です。例えば、今日の会議では、短期的なコスト削減よりも長期的な環境保護の重要性を強調しました。建設部門においては、利益追求と環境保護のバランスを取ることが難しい場面も多いですが、技術士は常に公益を優先する姿勢が求められます。

 現場での環境負荷を最小限に抑えることは、私たち技術者の責任です。倫理的な判断を下すためには、短期的な視点ではなく、将来の世代にどのような影響を与えるかを考慮する必要があります。

4. 継続研さん

 技術士としての成長には、継続的な学びが欠かせません。今日は、国の新しい環境法規制についてのオンラインセミナーに参加しました。技術や法規制は日々進化しており、常に最新の情報をキャッチアップすることが求められます。

 特に建設環境分野では、再生可能エネルギーや気候変動への対応といったトピックがますます重要になってきています。これらの知識を取り入れ、プロジェクトに応用することで、環境負荷を低減しながら、より持続可能な社会を実現するための提案ができるようになります。

◆おわりに|今日の学びと受験生へのアドバイス

 本日の業務を通じて感じたのは、技術士としての仕事は単に技術的な知識やスキルを持つだけでは不十分だということです。プロジェクトを成功に導くためには、チーム全体を巻き込み、倫理的な判断を下し、日々の成長を続けることが重要です。
 受験生の皆さんには、試験に向けた勉強だけでなく、実際の現場での経験を意識することをお勧めします。技術者としての責任を常に念頭に置き、広い視野で物事を判断する力を養ってください。そして、継続的な学びを怠らず、最新の知識を吸収し続けることが、将来の成功につながると信じています。
 次回も、私の技術士としての日常をお届けします。それでは、またお会いしましょう!


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小泉士郎🎈&H|技術士(建設・総監部門)|R7筆記試験対策|セルフケア
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