ここだけは直すべき、姿勢美人の骨。
今回は仙骨についてお話したいと思います。
姿勢に気をつける時にはどうすれば良いか聞かれたら、まず仙骨の向きだと答えるでしょう。
背骨でも肩甲骨でもなく、仙骨です。
背骨も肩甲骨ももちろん大切ですが、仙骨が整っていないと全てに無駄な力がかかります。
無駄な力がかかるという事は、筋肉が常に緊張状態となり痛みが発生してきたり、支えづらくなってきた姿勢を別の方法で支える為、身体が歪んでくるのです。
そんな大切な仙骨、どこにあるの?
尾骨といえば遥か昔の尻尾の痕跡ですね。
その尾骨の上に魚のエイのような形の骨があります。
それが仙骨です。
仙骨はちょうど身体の中心くらいに位置します。
赤ちゃんが歩き始めた頃、この仙骨はニュートラルな角度であると言われています。
それが歳を重ねるにつれ、癖により本来の角度より歪み、それによって身体の不調を引き起こすという訳ですね。
仙骨の角度って?
仙骨の通常の傾きは背骨に対して25度と言われています。
この度合いが大きいと腰の反りすぎになり、逆にこれが狭いと猫背が進んでいるはずです。
でも実際数字を語られたところで、よく分からないですよね。
次のような方法で確認してみましょう。
基準のASISと恥骨の三角形
ASISについては以前の“姿勢が正しやすくなるコツ”でもご紹介しました。
骨盤の一番出っ張っているところです。
少し振り返ってみましょう。
ASISと恥骨を一平面上にします。
仮にお腹を突き出した格好だと、恥骨がASISより前に出てきます。
逆に腰を反らせすぎると、ASISより後ろに恥骨が移動するはずです。
それを上から見ても横から見ても真っ平らな状態にします。
この状態だと、仙骨がニュートラルな位置にきます。
さて、仙骨やASISと恥骨の三角形についてはお分かりになりましたか?
仙骨の動かし方が分からないという方もいらっしゃると思います。
次回は仙骨周りのストレッチについてお話しようと思います。
それではまた。