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奈良県警出動。再びやらかす

靴磨き日本一周112日目奈良→三重

この日は90キロの移動日。

天理市〜津市を目指していた。

「見たら分かる山しかないやつなん」

Googleマップを見る限り、今日は厳しい戦いになることがあきらかだった。


出発地点から5キロ進み、気づけば大きな車道を走っていた。


4車線ほどある大きな道路。


私は一度泊まって水分補給をすることにした。


すると事故が起きた時によく見かける黄色のデカい車が2台こちらがハザードランプを焚いてこちらに向かってきている。


何事だ!?

何か事故でもあったのか!?

すると一台は私の前に。もう一台は私の後ろに駐車した。


もしかして、こんな炎天下のなか道路の端っこでお茶飲んでたから体調悪いと思われたんかな?


車の中から作業着を着た人が降りてきた。


「え、あ、あの、日本語分かりますか?」と恐る恐る聞いてきた。


「日本人です」と私は答えた。


「あ、日本人ですか。ここ自動車専用道路です。」

、、、

、、、

またやらかした!!

「とりあえず話はここを出てから聞くから、一旦自転車をこの車に積んで、下に降りよう」と言われ指示通り動いた。


自動車専用道路を出て、下道の広場に着くと次々に警察がやってきた。


高速道路の警備員と警察合わせて10人。


そんなに大事か!?


悪いことした実感はもちろんある。しかしここまで大勢で来る案件なのか?


これは自分が想像してるよりも重い懲罰があるのではないかと不安になった。


すると一人の警察官が言った。
「ここは自動車専用道路なんよ。切符きったりとかはないけど身分証明書は見せてくれる?」


とにかく重たい懲罰はないことを聞き安心した。


しかしこんなクソ暑い日に大勢の大人を動かしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


身分証明書の確認と軽い事情聴取も終わった。


それから数分間事件とは関係のない立ち話をしていた。


「なんで靴磨きしようと思ったん?」
「本間にこのチャリて日本一周してるん?」
「この後はどこ行くん?」


目の前の警察官もユニフォームを脱げば関西人だ。


その時、心の中のリトル総将が言った。


「あの話せぇな」

「あの話って、まさか、」

「関門トンネル封鎖事件や」

「アホか!あと少しでほとぼりなく終わるやろ。なんで自らリスク取ってあの話せなあかんねん。さっきから一人だけ仏頂面の年配の警察官が全然わろてない。むしろダルそうやし、キレそうや。」

「お前はボケか!こんな炎天下の中お前のせいで仕事増やしとんねんぞ。何か土産話の一つくらい持って帰らせや」

私はリトル総将の意見に捲し立てられた。

こんな日に余計な仕事を増やしたのだから、一つくらい土産話を持って帰ってもらおうと思い「関門トンネル封鎖事件」を話し始めた。


「実は自動車専用道路に入ったのは今回が初めてではなくてですね、つい3か月前に、、、」


私は山口県警と福岡県警の合従軍にブチ切れられたあげく、その日Twitterで「死ね」て100件くらい言われた話をした。(関門トンネル封鎖事件はこちら


結果は、、、


過去最高の大爆笑!!


「その事件は福岡と山口どっちが処理したんや!笑笑」
とか
「それは高速道路止めてる警察官が一番地獄や」
などの警察ならではの笑いのツボがあったようだ。


そして私は気になった。

あの仏頂面のじじいは笑ってるのかと!?

恐る恐るその人を見てみると、、、


、、、


「ゲボ吐くんちゃうか?」というほど腹を抱えて笑っていた。


「本間おもろいなぁ。俺チャンネル登録しとくは」

「俺もしとくは」

など奈良県警の方々がなんとSosholandを見てくれることになった。


ピンチをチャンスに変える男、総将でした。


次回からは「奈良県警も見てる」と思いながらYouTubeを更新していきます。



https://www.instagram.com/sosholand
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