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「やらかした〜」
靴磨き世界一周アジア編81日目
結論から伝えると、マニラで5日間ホテルに隔離されることになった。
時を戻そう。
昨日、シドニーからマニラへ8時間のフライト。
シドニーでの手続きがびっくりするほどスムーズに終えた私は、「旅が慣れたもんだなぁ」と自尊心レベルがサイヤ人並みに上がっていた。
フィリピン時間18時30分にマニラ空港へ到着。
飛行機から降りた瞬間緩い風が全身を包み、いよいよ東南アジアに入ったなぁと感じる。
入国手続きの列に並ぼうとすると、警備員が「この画面を出せ」とバーコードのついた写真を見せてきた。
「なんじゃそりゃ?」
どうやら入国するためには「Health Pass OHP Registered」という簡単に言うと「私は健康でっせ」を証明するアプリが必要だった。
持ってないことを伝えると係の人が「携帯貸せ」と言われて手渡すと、代わりに手続きをしてくれた。
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私と同じように事前にやってない人が多く、代わりに登録する部隊が控えていた。
形だけの健康証明書だ。
その手続きを終え、ようやく入国できると安心した。
しかしその2秒後に視界が灰色になる一言を浴びせられる。
「陰性証明書出せ」
、、、
視界灰色
、、、
なんで!?
陰性証明書の必要はなくなったはずだろ。
まさかコイツ寝ぼけてるのか?
いや、それともハメようとしてるのか?
まさか空港の検査官がそんなことするはずないよな。
だったら私が間違えているのか。
でもそれならシドニー空港で手続きした際に止められているはずだ。
陰性証明書は、持っていない。
「陰性証明書をない」と伝えるのはまずい気がした。
考えろ。
考えろ総将。
こういう状況を何度も突破してきただろ。
そうだ!
あれを出そう。
私は2ヶ月半前に日本からシドニーに来た時にPCR検査した時の「陰性証明書」を堂々と見せた。
、、、
頼む。
バカであってくれ!
この検査官、バカであれ!
、、、
「おい!!ふざけんな!!これ2ヶ月以上前のやつじゃねぇか!
48時間以内のやつ出せよ!!
持ってないのか!」
バレた!!
#そらバレるやろ
#バカは私でした
終わったか。
このまま俺は強制送還されるのか。
でも私の言い分も言おう!
言ってみないと分からない。
誰か見たのかよ!
あの曇りの向こう側を誰か見たのかよ!
#逆ギレプペル発動
「ちょっと待ってくれ!
俺が見たサイトにはPCR検査の義務は省かれていたぞ!
もし必要なんだったら、なぜ俺は今ここにいる?
シドニー空港で止められてるはずだろ。
俺は今ここに入国できているじゃないか!」
逆ギレプペルの言い分はもちろん通らない。
なぜなら国が決めたルールだから。
ちなみに、後々サイトを見直すと、ワクチン3回打った者〔ブースター〕はPCR検査の義務は省かれ、ワクチン2回接種者〔私〕は48時間以内のPCR検査を実施し、「陰性証明書」が必須だった。
本来ならシドニー空港で止められ、飛行機には乗れないのだが、なぜか通過してしまいマニラで超ややこしい事案になってしまった。
その後偉い人がやってきて、協議の結果私は5日間ホテルに隔離されることになった。
どこのホテルに隔離されるのか報告しないといけない。
別の部屋に連れられて、私は係の者に「今日はここに泊まります。」というのを携帯で見せた。
「ん?これ、ホテルか?どこのホテルだ?」
スマホでYouTubeを見ていたやる気のないスタッフ〔これがスタンダード〕が確認をする。
やる気のないスタッフがGoogleでそのホテルを調べると、「80人部屋のゲストハウス」が出てきた。
「バカがお前!そんな所いいわけねぇだろうが!!」
クソ、ダメか!
#あかんやろ
やる気のないスタッフも「コイツ頭おかしいジャパニーズや」と思われて、その後も警戒されながら手続きを進めた。
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その後私はタクシーへ連れられて、ホテルへ向かう
空港会社とタクシーとホテルは国のルールに沿った行動をとるように、連携されていた。
私のような奴が来た時に、一歩も外を出さないように厳重に見張られている。
しかしホテルのスタッフも鬼ではなかった。
一回だけコンビニに行って5日間の飲食を買ってもいいという許可が出た。
私は血相を変えてセブンイレブンに入った。
何がいる。
5日間自分は何がいるのだ。
これまでのコンビニ史上最も脳みそを回転させながら品物を選んだ。
私は袋いっぱいに入った食料と、バックパックを持ってスタッフに誘導されて部屋に入った。
「では、5日間ここから出ないでください」と言ってスタッフはフロントに戻った。
靴磨き世界一周3カ国目目「フィリピン」
まさかの5日間隔離からのスタートです。
あ〜やらかしたぁ〜
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