「サンブル族の靴磨き」
靴磨き世界一周アフリカ編150日
ナイロビで出てからミニバスで少しづつ
エチオピア方面に移動してきている。
現在ケニアのど真ん中であるサンブル地域
にやってきた。
実はサンブル行きのミニバスに乗車し、
出発を待っていたら、ガタイのいい男達
複数人に、
「車から降りろ」
と言われた。
指示に従って車から降りると、
「警察だ!」
と言って、警察手帳的なやつを見せてきた。
パスポートを見せていろいろ質問に答えていたら、
「署まで来てもらおう」
と言われた。
#なんでやねん
ミニバスから荷物を下ろして、お金を返金
してもらって、警察署まで男達に囲まれながら
15分くらい徒歩で向かった。
「あの外国人何かやらかしたんだ」
という目で周りから見られながら警察署まで
向かったので恥ずかしかった。
#せめてパトカー的なやつに乗せてくれ
散々旅の目的やこれまで訪れたルートを聞かれた。
1番何について聞かれたかと言うと、
「サンブルに何しに行くんだ?」
ということだった。
いや、私も全然目的があるわけではないんだが、
強いて言うならサンブル族という伝統的な部族
を見てみたいということだけなんだか、その事
を伝えると
「サンブル族をさらおうとしてるのか!?」
と詰められた。
#なんでサンブル族の商人やと思われてんねん
そういえばマサイ族発祥の地と言われている
タンザニアのロンギドという村でも同じように
警察署まで連れて行かれたので、私の見た目が
「部族専門の商人」かと思われてるのかもしらん。
いろいろと誤解が解けた後に、
「ここからエチオピアに上がる間に
時々ソマリアの過激派が人攫いをしている
から気をつけろ。
つい最近も韓国人が攫われた」
という忠告を受けた。
賄賂を払わないといけないのかなぁとか
思ってだけど、ただの真面目な警察達で
悪い人達ではなかった。
そんなことがありながらも、サンブルエリアの
入り口の街である「アーチェス」という場所に来た。
「これがサンブル族か〜」
というキラキラのネックレスやイヤリング
をした女性達が物珍しそうにアジア人の私
を見ている。
宿を探すために周辺を散策していたら、
おじさんに呼ばれてコーヒーをいただいた。
そこにいたサンブル族の綺麗な女性に
自己紹介をした後に、
「靴磨きをさせてほしい」
と伝えると、了承して磨かせて
もらうことになった。
決して大きい街ではないのだが、しばらく
アフリカの中でも都会中心にいたので、
こういった文化の強い場所も面白いなぁと感じる。
久しぶりに部族の足元輝かせてきます。
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