【今日のなやみ#3】
イノベーションが起きない#1
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モノを作れば売れる時代は遥か昔。
いかにして顧客が本当に求めている新商品を作り、新市場を切り開くかは、どの企業ももつ悩みです。
その悩みを解決するヒントになるような、ある組織の『若手の若手によるイノベーションプロジェクト』の報告会に参加しました。
重要だと感じたのは、『人間中心』というキーワード。
使う人間側に立つ、という『人間中心』設計思想。
それに加えプロジェクト自体が、参加メンバーの『人間としての素晴らしい素質』を見事に引き出している『人間中心』プロジェクトだったのです。
若いメンバー達が「開発者ってお客様の使い方をわかっていなければならないって、よく言ってます。私も言ってました。でも実際はスペックをみて開発してます。お客様の使い方を実際にに見に行って、いろんなことに気づきました」
「このプロジェクトでは、できないって自分で勝手に思っていたことに取り組み、やってみたらできたという経験をたくさんしました」と目をキラキラ輝かせて、自信タップリに語る姿に感銘をうけました。
「イノベーション」は定義からして難しいかもしれません。
ただ、技術者が会議室で長時間打ち合わせしてもイノベーションは生まれません。
メンバーは新商品のアイディアを具体化し、やがてビジネスの成果として現れていくでしょう。
お客様を本当に知り、自分達も一歩踏み出すプロセスで、
「見えないものを見て、聞こえないことを聞いてきた」若者達が、雲間の光のように感じました。