イノベーションを創出するために~クリステンセン教授の方法論に学ぶ
「何か次の手を打たなければ……」
業界や事業規模にかかわらず、あらゆる場面で「イノベーション」の創出が求められています。
そうは言っても、イノベーションを起こす、新しい何かを生み出す、ということは、そう簡単にいくものではありません。
ところが、「イノベーションのジレンマ」の著者である
ハーバード・ビジネス・スクールのクリステンセン教授は
30年前までは、世界で起きる破壊的イノベーションの多くは日本発だった
と、語っています。
もしかすると「イノベーション=難しい」というイメージが先行し、また同時に、失敗を恐れるあまり、ハードルを高くしてしまっているのかもしれません。
組織のなやみ研究所では、「イノベーション」について研究した際に、
株式会社INDEE Japan の山田竜也さんにクリステンセン教授の理論についてインタビューさせていただきました。山田さんの書かれた記事を引用しながら、改めてイノベーションについて考えてみたいと思います。
INDEE Japan社は、クリステンセン教授が経営に携わるコンサルティング会社、Innosight社の公認パートナーでもあり、『ジョブ理論』の完全理解読本も出されています。
学術理論を理解することは難しくもありますが、事例に当てはめて検証してみることで、より実践的な理解を深めることもできます。
山田さんが書かれている事例がとてもわかりやすいのでご紹介します。
GAFAとジョブ理論
例えば、世界を席巻する4大IT企業といわれる「GAFA」も、
ジョブ理論が示す
人が製品やサービスを雇う目的は機能的、感情的、社会的の3種類である
に当てはめてみると、その成功理由がよくわかります。
IOT×自社サービス・身近なもので考えてみる
また、「IOTを活用したイノベーション」などと言われると、
技術的難易度がとても高いように感じ、「自社ではとても……」と敬遠されてしまう場合もあるかもしれません。
ですが、この記事のように、
「IOTはどんなジョブを解決しているのか?」という視点で考えてみると、
アイディアを生むハードルが、少し下がってくるかもしれません。
既存市場での差別化は難しい?
「他社とはどうやって差別化していくのか」という点も、
突き詰めればつめるほど、予算が足りない、人材が足りないなど、リソース不足を痛感し、前に進めなくなることもあるかもしれません。
ですが、この記事のように自社の強みを生かした差別化のポイントを探っていくことで、まだ見ぬブルーオーシャンを探さずとも、既存の市場の中でも新規事業を成功させる可能性が生まれてきます。
創出したイノベーションを定着させるために
何より大切なのは、苦悩しながら生み出したイノベーションを、アイディアで終わらせず、普及、定着させていくことです。
そのためには、仕組みづくりも欠かせません。
理論を読み解く視点を変えていくことで、現実的なイノベーションを創出し、安定した経営と繋げていくこともできるのです。
理論を目の前の事業を結び付けようとすると、なかなかハードルが高く感じることもありますが、こうやって事例に合わせて解説していただくと、アイディアが浮かんできたり、「だったら自社では」と考えやすくもなります。
改めて、理論を学ぶ
今回ご紹介した記事の書き手でもある山田竜也さんをお招きし、
クリステンセン教授によるイノベーション方法論のポイントと、
現在イノベーションを創出し続けているアジアの健康・医療系のイノベーション事情をお話いただきます。
他社には真似できないイノベーションを創出するためには、たくさんの挑戦も必要になるかもしれません。私たち自身も新規事業創出のために試行錯誤しています。ぜひご一緒に学びませんか?
次の手、次の手、と進めるためにも、改めて、理論について学び直し、理解を深め、実践へと繋げていきましょう。
健康×IT×アジアでイノベーション創出を!!
タニタの成功とクリステンセンの方法論で探求する
日時:9月25日(水)15:00~
会場:パーソルラーニング株式会社(六本木一丁目)セミナールーム
参加費:無料
イノベーションについて理解を深め、事業へと生かしていくため、
成功企業の事例と、理論から学んでいきます。
◆第1部◆
「世界No.1企業を創る成功法則
~ なぜ株式会社タニタの体脂肪計・社員食堂はできたのか?~」
講師:ヘルスケアオンライン株式会社代表取締役 谷田昭吾氏
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谷田氏のインタビュー記事はこちら↓
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■第2部
「イノベーション創出の要諦とアジアでのイノベーション事情」
講師:株式会社インディージャパン
取締役 トレーニングディレクター 山田竜也氏
お申込は下記Peatixサイト、もしくはお申込フォームより。
Peatixサイトはこちら↓
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イノベーションについてまとめた1冊
組織のなやみ研究所では、INDEE Japan社の山田さんにもご協力いただき、イノベーションについて最前線の理論と知見を1冊にまとめています。
対話形式で進んでいきますので、楽しみながら学んでいただけると嬉しいです。無料ですので是非ダウンロードしてみてください。