社労士事務所の代表者の高齢化
最近、ある経営者から「顧問社労士が廃業するから」ということで、労務顧問をご紹介いただきました。弊所も他人ごとではないのですが、社労士事務所を一人でやってきた社労士の引退がこれから一気に増えていく気がします。何となくですが。
その場合、その受け皿を社内のスタッフが引き継げれば良いですが、そうもいかないのも現実であり、引退という結論になってしまうのだろうなと思います。そんなこんなで弊社にある意味「おこぼれ」が回ってきてラッキーなのですが、心境はちょっと複雑です。
事業を継承していくことの難しさを今感じています。何が難しいのか?
一言で言うと「経営能力」です。スタッフと経営者の違いは、経営能力があるかどうかです。仕事はできるが経営能力(ある意味、経営センス)がない人が経営を行うと一気に会社を潰してしまいます。経営者って、スタッフからはぼーっとしていて何もしていないように見えて、結構色々頭を使っています。それがスタッフにわかりづらいとも言えます。
経営能力って何か?
①戦略性とマーケティング力
②実行力
③0→1を生む創造力
④人を引き付けるマネジメント
⑤資金繰りや損益、経営指標などを分析する財務力ですかね。
この経営スキルを身に着けた後継者の社労士を発掘することは結構ハードルが高いと思いまう。まだまだ引退できそうにないですかね。(笑い)
2024-02-26
東京中央給与計算センター