レガシーを捨て去れない経営者群
レガシーとは、過去の資産(遺産)って言ってよいです。昔から使っていた仕組みやシステムのことを指します。
中小企業のDX化を後押しするある都道府県のプロジェクトに参加していますが、そこから挙がってくる案件は「今の基幹の仕組みを残して」というものがとても多いです。「レガシーを残ることが条件」となっているZEROベースではない案件です。こうなるとマニアックの古い仕組みを理解して、新しい仕組みにつぎはぎしながら連携していく仕組みを構築しなければならないため、とても時間とお金がかかります。
経営にとって大事なことは、お客様等のデータそのものです。それが移行されれば、仕組みをZEROベースで考えていかないと取り組んでくれる業者は見つからないと思います。
古い資産(レガシー)に愛着があるのは理解できます。しかし、令和6年時点で最新のツールにすべて置き換えて、業務フロー(仕事のやり方など)を180度変革する気合が無ければ、結局、仕事のやり方は何も変わらないと思います。
レガシーを捨て去る勇気が中小企業経営者に必要かと。
2024-04-12
東京中央DX化センター