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この2年間、弊社は経理DX化を推進してきました。5,6社に関与させていただきましたが、そこで感じた「経理DX化が進まない2大障壁」を記載します。

1つ、顧問税理士の抵抗

顧問税理士さんは中小企業のバックオフィス業務(経理を含む人事総務、営業事務など)の生産性向上にはほぼ興味がないため、経理ソフトをクラウド(立てばMFクラウド会計)へ導入するとなると、かなり抵抗する人が多いです。経営者は顧問税理士さんの意見に負けて経理ソフトを現状維持した企業は少なからずあります。この手の企業は電子帳簿保存法への業務フロー改革が進んでおらず、いまだに紙の領収書で経理業務を回しているようです。税には興味があるが、企業の生産性にはまったく興味がない人が多いですかね。

2つ、「経営者のビジョンの弱さ」

経営者の力量不足とリーダーシップ不足と勉強不足ですかね。「社長」って立場の人って、利益を生まない部門の事務の事なんかまったく興味がいかない人が多すぎます。この手の経営者は部下に丸投げしてしまいます。結構重要な意思決定が必要なのですが、それが担当者レベルではできないため、意思決定がされず、また、先延ばしされて、やがて経理DX化の話がトーンダウンし、今まで通りのやり方に戻ってしまいます。それでも工数を掛ければ何となく業務を回せることができるからです。

こんな感じで、中小企業の生産性はずっと向上しないままなのです。まあ、原因のほとんどは経営者にあると言っても過言ではないですね。

2024-05-13
東京中央DX化センター

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