賃上げが先か?売上・営業利益が先か?中小企業の選択が未来を決める
最近、大手企業の春闘の結果が満額回答となり、賃上げムードが活気づいてきています。そのムードが中小企業にも向かってきているようです。ここで中小企業の経営者の決断が求められます。
「賃上げが先か?」「売上・営業利益が先か?」という選択です。
中小企業経営者の現時点の選択が未来を決めると言っても過言ではないです。賃上げしたいが財務体質的に難しい状況にある中小企業がたくさんあると推測されます。
この議論は「卵が先か、鶏が先か」って話と同じですね。
私の結論は「賃上げ」ですかね。
そのためには、財務体質の見直しをしないといけません。社内の無駄な仕事を排除し生産性を上げるってことです。これを中小企業はやらないからいつまでたっても効率化できないわけです。
弊社が提唱しているバックオフィスのDX化を、賃上げと同時に一気に改革することをお勧めします。そして、DX化で仕事のやり方を180度変えて、それについて来れる人に対して厚遇(賃金UP)をやることをお勧めします。今まで10人でやっていた仕事を、無駄を排し、ITやクラウドに転換などして5人でできる体制を社内に構築するのです。頑張ればできるはずです。
中小企業がそれなりの人材を確保するためには、競合他社より厚遇(賃金が高い)ことが大前提です。そうしないと他社に人は流れていきます。実際、現場では若い人の転職活動が増えていると思います。その理由は賃金の安さです。従業員も生活がありますからね。
ということで、しっかり「賃上げ」を行うのですが、その前提として「社内の仕事のやり方をDX化で180度変えて生産性を2倍にする」の同時並行で行く必要があります。つまり、両輪で進めて行くってことです。仕事のやり方を変えずに賃替えだけしたらそれは会社がやばくなりますよ。当たり前のことです。
2024-04-10
アールイープロデュース