オリンピックで最も影響を受けた人は誰?
皆さん、オリンピック選手で、ご自身の経営に影響を受けた人っていますか?私はいます。ものすごく考えさせられました。その選手は誰か?
ずばり、柔道女子の48Kg級の「角田夏実」です。
この人の必殺技は巴投げと関節技です。他の技はほとんど使わず、組手後すぐに「巴投げ」を出し続けるわけです。巴投げってどんな技かと言うと両袖をとって寝転んで足で相手のおなかを足でけり上げてクルクルと後ろに投げる技です。相手は腕を取られて体が宙に舞うので、空中なので何も抵抗ができなくなるわけです。
角田選手の「何」に経営に影響を受けたのかと言うと、
①巴投げという【本業】をひたすら磨き、研究されてもその上をいくオンリーワン力
②あまり他の選手が使わない技で勝負する強さ(相手が嫌がる技)
③技がかかれば空中なので誰も抵抗できない(事業の優位性が高い)
ですね。経営者は事業の芽をどんどん増やす努力は必要ですが、大事なことは本業に穴が無いかを検証し磨き続ける事であり、顧客のニーズや要望を汲み取って満足度を増して行くこと、本業においての誰も抵抗できない技(競合他社がまねできないノウハウやサービス)の開発に注力していくことの大事さを改めて考えさせられました。本業を磨き上げてこその別事業であり、新規事業や別事業ばかりに目を向けていると本業の屋台骨が揺らいでくるものです。ホント、本業を磨くことはその業界で無敵になりえることを知ったとても良い事例でした。
2024-08-05
アールイープロデュース
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