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中小企業の経営者には給与計算を内製化する派と外注化する派が二極化しています。基本は「内製する派」が多いですかね。しかし、1度、2度と担当者が突然辞めることがあり、その時にハッと気づきます。次のスタッフの確保にかなりのエネルギーとお金がかかります。それに引継ぎがほとんどできず、次に採用されて担当者になった人はまた孤立します。こらが給与計算担当者の「負の連鎖」なんです。だったら最初からアウトソースすることが結局お得なんだと気づくわけです。

アウトソースするメリットはたくさんあります。アウトソース企業が「辞めます」って基本言わないので、半永久的に継続して納期を守り、給与計算を維持継続することができます。最新の法改正などのノウハウを継続的に仕入れられるので、このメリットはとても大きいと言えます。中小企業の経営者はこのメリットを少し軽視しているようなきがします。

もう一つの気づかれていなメリットがあります。資産の外部化です。これは公的資料のバックアップ化など会社の資産資料や情報を外部にバックアップを取っていることになります。書類がなくなった等の際に、すぐにアウトソース先から資料を入手することが可能です。これは担当者が辞めた場合、最悪データをすべて消して去っていく人もいます。

人って「豹変するもの」なのです。今まで信頼している人が、決別して去っていく話、日常茶飯事に起こっています。給与計算の内製化が本来の姿ですが、私はこの商売をしているためか、アウトソースした方が良い会社は世の中に腐るほどあるって思っています。

2024-09-30
東京中央給与計算センター

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