集英社新書『LGBTとハラスメント』を出版します
集英社新書から、共著『LGBTとハラスメント』を出版することになりました。
発売日は、ちょうど1ヶ月後の7月17日(金)です。
今月から施行された「パワハラ防止法」。SOGIハラやアウティングもパワーハラスメントに含まれることになり、全ての企業に防止対策を講じることが義務化されました。
これを受けて、LGBT法連合会事務局長の神谷悠一さんと共に、集英社より「LGBTとハラスメント」をテーマに新書を出させていただくことになりました。
全5章構成で、前半では「そもそもSOGIハラやアウティングとは何か」をはじめ、ハラスメントに繋がりそうなLGBTに関する「よくある勘違い」をまとめました。
例えば、「LGBTは自然に反する」「カミングアウトされたら襲われる」「うちの職場にはLGBTはいない」「LGBTの友達はLGBTだ」「とりあえず女装すれば飲み会が盛り上がる」といった思い込みについて紹介しています。
他にも、「何が”NGワード”かだけを気にする」「自分は気にしないからと暴露してしまう」など、一見ポジティブに見えても注意が必要なものまで、22のパターンに分けて取り上げています。
後半は、SOGIハラやアウティングを防止するために、具体的にどのような対策をすれば良いのかを、今回のパワハラ防止法や企業のLGBT関連施策の現状などを踏まえて詳しく解説しています。
誰もが加害者にも被害者にもなり得る
残念ながら、ハラスメントは無意識のうちに、かつ本人の悪気なく行われてしまうことが往々にしてあります。
また、特にSOGIハラは、誰もが加害者にも被害者にもなり得る可能性があるハラスメントと言えます。
本書を通じて、LGBTを取り巻く現状や、ハラスメントが起きてしまう背景について理解し、また、「性」にまつわる認識をアップデートするお手伝いができればと思っています。
ぜひお手にとっていただけたら幸いです。
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初の著書で、右も左もわからずという中、多方面で相談に乗っていただいた方々、ありがとうございます。
一人でも多くの方に、本書を通じて今回の法律について認識を深めていただくことで、SOGIハラやアウティングの加害者も被害者も生まない、安全な職場環境の整備へと繋げていきたいと思っています。
▼『LGBTとハラスメント』集英社新書
https://www.amazon.co.jp/dp/4087211274/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_AGg5EbCJX1FKJ