映画を見た
『花束みたいな恋をした』をついに見た。
見てしまった。
坂元裕二さん作品のファンである私は、絶対に見なくてはいけない作品の一つだった。
公開時、まだお店をしていたし、コロナ禍で、油断ならない状態だったため、映画館に行けなかったんだ。
恋が始まり、終わるまでをリアルに描いた、物語。
学生から社会人になって、同棲を解消するまでの、5年間の日記。
ときめいてキュンキュンするはずなのに、ずっと胸がザワついて、泣きそうになる。
お互いのことを想い、重圧に負けて、すれ違う。
最初からずっと切なくて、ずっとずっと苦しかった。
なんで、気持ちがあるのに、すれ違うのかな。
嫌いじゃないのに、一緒に居れないのかな。
絹ちゃんも、麦くんも、同じなのに。
同じ2人なのに。すれ違う。
終わって、全部見終わってから、涙が出た。
なんで別れなきゃいけないんだろう。
ずっとずっと、上手く言葉に出来ないまま。
分かってるんだよ。
生活が大事で、お金が大事で。
だけど、いくつもの大切なものたちで出来ている2人には、大切なものの価値観が変わってしまったとき、きっと恋が終わるんだろうなって。
だけどさ、お互いのことを思う気持ちはずっとあるんだよね。
ほんと、難しい。
キュンとする恋愛映画ではなく、胸がざわつく話を見たい人にはおすすめ。
坂元さんのセリフが自然すぎて、リアルで、切なさが倍増します。
あまり、映画の感想であらすじを書くのは好きじゃないので、興味あれば調べてみてください。
見終わってからまだ3日目だけど、余韻でご飯食べられる。
もうしばらく、余韻の中にいたい。
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