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どんぐりを踏んだ日

早く着いてしまった日、会社の近くを散歩してたら、ものすごく秋だった。
宇宙レベルで暑い日が続いていて、その中でも風だけは秋って日が続いてるけど、
秋を生きていこうとしているのは、私たちだけじゃないんだと安心する。
どんぐり、すすき、猫じゃらし、綿毛。
目の前に広がるその景色は、雑草だとしても、ちゃんと秋。
空も月ももう高くて綺麗。
こんな時は、落ち葉に住む芋虫でさえも愛おしくなるから不思議だ。

やっぱり景色は、秋から冬にかけてが1番綺麗で好き。
この落ち着きが、自分にもあればどんなにいいだろうと思う。

ただ生きているススキが理不尽に引き抜かれるように、誰かの心をえぐってくる人はいる。
残念ながら。

それで枯れるのか、咲き直すのか、常に試されてる世界。
私は、どう生きていきたいのだろう。

ありがとうございます。 大切に使わせていただきます。