「経験中心の履歴書」は如何
今炎上している話題です。便乗しましょう。
ちょっと個人経験を話しましょう。
私は中国の田舎出身で、田舎と言っても、田舎寄りの町と言っていいと思います。
映画館はない、地下鉄はない、市内バスもない、大学はない、マックはない、カフェはない。
でも電気はあるよ、カラオケあるよ。「こんな村嫌だ」ではないですよ!
その町で育った私は、「映画」とは何か、知りませんでした。映画は長めのドラマだと認識していました。大学に行って、初めて映画館に行き、やっと映画はどういうものか分かりました。
そして「科学館」というものに憧れがありました。地元にはないが、「科学館」が存在することは分かっています。行きたいです。理系少年として、ずっと憧れの場所です。残念ながら高校時代まで行くチャンスが無く、大学に進学し、初めて科学館を訪問しました。
ひらすら問題を解く学生時代。経験だと勝負できません。試験で勝負できます。田舎を出て大学に行き、そして大都市で生き残る唯一の道かもしれません。
高校のクラスメートに社長、医者、研究者が輩出されてます。彼らはみんな、つまらない高校時代と大学時代を送っていましたね。
その何の経験もない学生時代から、すごい履歴書を作り上げたのです。
特に元ネタを批判したいわけでもないが、もっとバランスの良い社会であれば、と思います。そして別に「100%学歴重視」と「100%経験重視」二極分化ではなくても、いいと思います。
以上です。
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