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楽しく子どもの権利を伝え、子どもの声を聴く ワークショップキット
今回のニュースレター夏号の第二弾では、子どもの権利を伝えるためのワークショップ用に開発されたキット「きかせてジャーニー」をご紹介します。
NPO法人子どもアドボカシーセンター福岡が本キットの企画・発行を行いました。
試作品の段階で実際にワークショップで使用しながら改良を加え、子どもたちからもいろんな意見を聞いてブラッシュアップを重ね、ようやく完成しました。
大人だけでなく、子どもたちといっしょに作り上げた、こだわりのキットなのだそうです。
地域・学校で活動している子どもの権利ワークショップ「きかせてジャーニー」
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キットを開いてみると、3つのコンテンツが入っています。「もやもやフライト」(折り紙)「ぺちゃくちゃスカイ」(すごろくゲーム)「パスポート」(手のひらサイズの冊子)が入っています。
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温かみのある色合いのカードや、大人の私たちも広げるたびにわくわくするような可愛らしいデザインのキットがたくさん出てきます。
DAY1:子どもの気持ちを折り紙に書いて、紙飛行機を飛ばす「もやもやフライト」
「もやもやフライト」は、折り紙に自分の気持ちを書いて、紙飛行機にして飛ばすワークです。
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例えば「早く授業が終わってほしい」といった自分の感情を折り紙に書いて、飛行機にする。出来上がった紙飛行機を「投げる」。
そしてほかの子が投げた気持ちを「受け取る」。
紙飛行機を投げ合うことで、体を使ってコミュニケーションのやりとりを体験できるようなキットになっています。
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DAY2:すごろくを使って子どもの気持ちを表現する「ぺちゃくちゃスカイ」
「ぺちゃくちゃスカイ」は、普通のすごろくゲームのように見えますが、子どもの気持ちを話すための仕掛けがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1720065726602-STVEcR4M9T.jpg?width=1200)
コマを進めていくと、「気持ちカード」をひくポイントがあり、子どもの気持ちを代弁する言葉が書かれたカードを1枚引きます。
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「習い事は自分で決めたい」「もっとゆっくりしたい」などのお題を元に、少し立ち止まって一緒に考えたり、エピソードトークを話します。
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DAY3:「あなたの気持ちや意見は伝えて大丈夫。」いつでも相談できるあなただけの「パスポート」
最後は、「パスポート」を配って、子どもたちに「アドボカシー」とは何か、「自分の気持ちや意見は言っていい」と伝わるように説明します。
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そして、いつでも相談できるように、センターの連絡先も合わせて教えています。
3日間のグループワークを通して、アドボケイトの様子を見ていた子どもたちは、「この人は話しても大丈夫」と判断すると、最後に個別に話す機会があれば「誰にも話してないんだけど」と、いろんなことを教えてくれます。
それで、3段階のプログラムの後に、一人5分でも個別に話を聴く時間が必要だと気づいたんです。
このワークは定期訪問ではないので3日間で終わってしまいます。ワークのあとに、「もうちょっと気持ちを整理して誰かに話したいとき、必ず、あなたの話を聞いてくれる大人はいる、だからあきらめないで」と伝えます。
その一人が、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、他の人かもしれない。あきらめないで探して、と。
私たちの連絡先もパスポートにシールを貼って渡します。
今のところ子どもたちから連絡が来たことはないけれど、私たちにはそれしかできない。
理想は学校にもアドボケイトが通って話を聞けるような仕組みを作りたい。
そこまでやりたいと思っています。
と朝日さんは話してくださいました。
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関連情報
子どもアドボカシーセンター福岡
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今回、Newsletter vol.20を制作するにあたり、企業・個人の方々より協賛をいただいております。
一般社団法人ソーシャルビジネスバンク 様
こつぼ歯科 様
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オリエント・アセット・マネジメント株式会社 様
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萬年内科 様
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SOS子どもの村JAPANの活動を、ご寄付で支えてくださる方を募集しています。
Newsletter vol.20 「まちの子どもの声をきくことができる社会に」は、ご寄付をいただいた方に郵送でお送りする予定です。(現在制作中です)
ぜひ、ご寄付から私たちの活動を応援いただけましたら嬉しいです。
【 Credit 】
・Photo by:Ryuto Sato( https://www.instagram.com/ryutosanto/ )
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