サマハン記念日 《夫婦世界一周紀21日目》
個人的にはかなり楽しみにしていたけれど、アーユルヴェーダよりもずっと印象に残ったのはサマハンだった。
スリランカ一番の都市コロンボの反対方向に向かうところ数十分。海沿いの田舎町ネゴンボに、ジャスミンヴィラはあった。ネゴンボの道路では歩いているだけでトゥクトゥクのお兄ちゃんに声をかけられ適当にあしらってもけっこうしつこくついてくるが、そんなスリランカらしさとは無縁のリゾートホテルだ。
アーユルヴェーダにもグレードがあって、一番レベルが高いのだと1ヶ月近くかかるらしい。マッサージを行うだけでなく、セラピーを受けたり、ビーガンフードを食べて心も体もデトックス。その感じはちょっと断食にも似ている。
僕たちの体験したのは1日で終わるアーユルヴェーダのフルコース。額に精油をついーっと垂らし続ける「シロダーラ」から試練は始まった。額に流され続ける精油はゆったりと左右に揺れている。時々耳にかかったり、担当の人が気を抜いていて額にずっと精油が流され続けたり。すごいくすぐったい。少しでも気を紛らわそうと集中する。となりでヒェッとフウロの悲鳴が聞こえた。美容師さんに髪の毛を触られただけで声をあげるフウロには地獄の沙汰でしかないだろう。
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