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備忘録 sumika/緑黄色社会/星野源/ヤバT etc…

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備忘録 sumika/緑黄色社会/星野源/ヤバT etc…

最近の記事

バンドis人生‐フォーリミ武道館を観て‐

私が04 Limited Sazabysと出会ったのは2023年2月のことだ。その月、私が世界で一番大好きなバンドの世界一のギタリストが天国に旅立ってしまった。私はその時、生きる意味を完全に見失い、路頭に迷っていた。もうわたしも死んでしまおうと感じていた。その日、フォーリミのボーカルであるGENさんがツイッターに追悼文とともに載せていたのが「Honey」という楽曲のミュージックビデオだった。 そのツイートに貼ってあったリンクを開き、この歌詞を聞いた瞬間、私の心の中にぐるぐる

    • 春風吹く街の春のような貴方へ

      大好きな、尊敬している人がこの世を去って昨日で半年が経った。 その人は存在が太陽みたいに明るくて、周りに振り撒く笑顔がとても素敵で、宇宙で一番かっこいいギターを鳴らす。わたしはそんな彼が大好きだった。今も大好きだ。いつか彼の鳴らすギターの音を生で聴ける日を心待ちにしていた。 しかしそれは叶わぬ夢となってしまった。半年前、その報を突然受けた私は、彼の後追いをしようと思った。私如きが生きていても無駄だと思った。彼は誰からも愛されていて社会から必要とされている一方で、わたしは嫌われ

      • サマソニで星野源を見た

        「星野源がサマーソニックで一個のステージを丸ごとキュレーションする」。その知らせを受けた時、私は絶対にサマソニに行かなければならないと思った。これは使命であり義務だと思った。そして8月19日、幕張へと赴いた。 なぜ使命を感じたか。それは、私は星野源のファンになって7年間、一度も星野源のライブに行けていないからだ。好きになってから行われたツアーはYellow Voyage、Continues、POP VIRUS、World Tour POP VIRUS、ReAssemblyの5

        • 普通とは

          「わたし今月、毎週末ライブ遠征行くんだよね〜」、そう私が友人に言うと決まって返ってくる言葉は「あんたやばいよ?」「大丈夫じゃないよ?」という、呆れとも見放されたとも捉えられる言葉。もううんざりだ。 わたしにとっては音楽が、大好きなバンドを追いかけることが人生の意義。しかしこれが理解された試しがない。大学の友達のあの子は、部活の友達のあの子は連日のように海で遊んだり友達同士でカラオケに行ったり花火大会に行ったりしている。彼女たちにとっての娯楽はそういったことかもしれない。しか

          「推し」

          私にとって人生初の「推し」なる存在、それが星野源さんである。 星野源を認知し、私の推しと化したタイミングは2016年冬だ。そう、社会現象を起こしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」がきっかけだ。新垣結衣演じる森山みくりと、星野源演じる津崎平匡が、契約結婚する話。(ざっくり) 2016年冬、私は中学受験をした。公立の中学校に行くのがどうしても嫌だった私は、大学の附属中学校を受験することになった。 受験勉強をしているうちは、好きなテレビを見ることもできない生活だった。12歳にしては

          「推し」

          緑黄色社会と私

          緑黄色社会との出会いは鮮烈であった。3年前、朝の番組「スッキリ」で企画された「ダンスONE プロジェクト」。全国のダンス部の高校生が一つの曲でダンスを踊り、繋いでいく、青春の原液のようなプロジェクト。そのダンスの課題曲だったのが、「Mela!」である。 夏休み真っ只中、部屋で勉強している時にこの曲が流れ、思わず勉強の手を止めてしまった。なんだこの曲は。溢れるような情熱、女性ながら芯の通った歌声。すぐに曲名をYouTubeで調べ、緑黄色社会というグループがこの曲を歌っていること

          緑黄色社会と私

          私の終の住処、sumika

          2023年2月24日、信じたくもないことが起こった。愛してやまない人がこの世を去ったと唐突に知らされた。 今でも、嘘なんじゃないかと思っている。また、ひょっこりと現れて、肩からその短いストラップを提げて、宇宙で1番かっこいいギターを奏でるんじゃないか、と思っている。くだらない冗談を言って、みんなのことを笑わせてくれるんじゃないかと、思っている。 私の高校生活は、一言で表せば「悲惨」。学校に居て良い思い出などほんのひとつもない。その3年間で私の唯一の支えは音楽だった。大好きな

          私の終の住処、sumika