エルデンリング(ELDEN RING)「ロジェールとストームヴィル城の地下の謎」のはなし
※この記事には作品に関するネタバレが含まれます。また、断片的な情報を元にした考察ですので、公式の設定とは異なる可能性があります。
エルデンリングには、ロジェールというキャラクターが登場する。ピンとこない人には、忌み鬼マルギット戦で金のサインを使うと呼び出せるNPCといえば、分かってもらえるだろうか。彼の放つ強力な魔術で助けられたという人も、多くいるのではないだろうか。
そして彼は、どうやら“ストームヴィル城の地下に隠されたとある秘密”について探っていたようなのである。その秘密というのがこれだ。
この巨大なイカのような謎の生き物について、作品中で語られることはほとんどない(この記事の執筆時点で筆者はまだこのゲームをクリアしたわけではないので、もしかしたらこの先に得られる情報はあるかもしれない)。
どうやらこの謎の生物を探すためにロジェールはストームヴィル城の中を探っていたようである。その根拠となるのが以下の画像である。
このメッセージはストームヴィル城の地下、巨大イカのいる場所へと向かうルートの途中で見つけることが出来る。そして彼は当初の目的通り、この謎の生物の元へとたどり着いたらしい。しかしそれには大きな代償を伴ったようだ。
巨大イカのすぐ近くにある血痕に触れると、魔術師ロジェールが死亡する瞬間の映像を再生できる。かなり短い映像だが、下から生えてきた何かに下半身を突き刺され、そのまま持ち上げられるような様子が見られる。
その映像を踏まえた上で、接ぎ木のゴドリック討伐後に円卓へ登場するロジェールの姿を見てみよう。
見ての通り、彼は下半身を布で覆い隠し、椅子に座った状態で現れる。そして「もう戦うことは出来ないから」という趣旨の話をしたあと、彼の使っていた武器を譲ってくれる。
この彼の布に隠された足元をよく観察すると、なにやらトゲのついた枝のようなものが突き出しているのが分かる。カメラを調整してポリゴンを透かしてみると、両足はちゃんと付いているようだ。
そしてこのトゲのついた枝のようなものを、ストームヴィルの地下でも見ているのである。
この巨大イカの触手と、ロジェールの足から突き出している物体、似ているように見えるのは私だけだろうか。考えすぎだという人もいるかもしれない。しかし、彼があの地下にたどり着いた時点ではあの巨大なイカはまだ生きていて、彼はそれに襲われたのだとしたら。
仮にイカと彼の死には関連性がなかったとしても、ロジェールは間違いなくあの地下であの生き物を発見しているのである。彼はあれを見て何を思ったのだろうか。
彼がどうしてこの秘密を探っていたのか、それを知る由はないのが非常に残念である。ロジェールは私にとってお気に入りのキャラクターであり、マルギット戦でお世話になった恩人でもある。
もし彼と一緒にこのエルデンリングの世界の謎を探るイベントがあったなら、私は喜んでプレイするに違いない。とはいえ、まだ私はエルデンリングの世界のすべてを味わったわけではないので、これからも引き続きこの不思議を追いかけたい。
もしこの巨大イカとロジェールについて情報をお持ちの褪せ人は、ぜひ私まで。