家族を自宅で看取る
『2025年問題』
ご存じでしょうか。2025年に高齢者が増加し死亡者も増えるため、病院でのお看取りが困難となり、在宅でお看取りする人も多くなるため準備を整えなければいけないといわれています。
国の方策でも在宅療養を推進しており、診療報酬の改定により病院の入院日数は短くなっています。そして、在宅(自宅、高齢者施設含む)でのお看取りができるように体制を整えています。
20数年訪問看護師をしていますが、ここ7,8年でご自宅で亡くなりたいと希望する人が多くなってきたように感じます。
家の畳の上で死にたい
これが日本人の正直な気持ちでしょう。1970年ごろから病院で亡くなることが一般化され、自宅で亡くなる方が少なくなりました。病院でなるなることはすぐそばに看護師や医師がいるため家族にとっては安心です。 そのため病院で亡くなることが一般化したのだと思います。
ですが、高齢者は口々に家で死にたい、畳の上で死にたいといいます。
自宅では病院にない生活音、匂い、見慣れた風景など五感で感じるものがたくさんあり安心感がましリラックスできます。病院という別空間ではなく自宅という自分の空間にいることが大切なんだなと感じます。
在宅医療や介護サービスは限られた生命を自宅で全うするためにサポートします。ご家族の力も必要となります。お一人暮らしの方でも自宅を望めはサポートします。現在はそれが可能となっている仕組みとなっています。
自分が生命を全うする場所。考えたことありますか?
少しでも考えるきっかけになればいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。