備忘

とある訃報を聞いて夜の街を歩き、自分にとって創作の原点が何だったか思い出したので、こちらにしたためておこう。創作、というほどのことをしているとも思っていないのだけれども、そのように呼ばれることの多い行い。でも、練習、とかでもよかったと思う。何かを作り出していなくても、あまり関係ないかもしれない。そこに境界は、なにひとつないとまでは言わないけれど、両者には共通する部分もあるようには思う。ともかく私にとってその手の行いは、つまるところ、何をすべきかわからなくなったときにするもの、なのであった。何をすべきかわからない、ただ、何もしないことを選択したくないというとき。何をすべきなのかという答えは欲しくないが、何もするべきことなどないのだとは思いたくないとき。通じていたいが、見限りたくないとき。まだ何か重要なものは自分の見届けないどこかにあると思い続けたいが、今現在自分のいる場所が全くの無関係であるのだとも思えないとき。手が届く距離に全てがあるとは思いたくないが、どこかに手を伸ばすことをやめるわけにはいかないとき。それを、そのままに、やる、

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