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ラッキー・ケトル

「紫金銅分福茶釜」

「茶釜に化けたきり戻れず困る狸とそれを助けた男が曲芸で一山当てるあれ?」

「元はあるお寺の代々の住職に仕えた物の怪が、千人に振る舞って湯が尽きない茶釜の福徳を讃えて名付けたそう」

「ふむ。つまりラッキーケトルか」

「そのセンスを聞くと、茶釜が幸運なのは本当らしい」

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