「個性って何さ?」 定義する。
「自分らしさを発揮しよう」はもう手垢にまみれたフレーズだ。
「個性的であろう」「オンリーワンであろう」というけれど、
どれだけの人がその言葉を明確に定義できているのだろうか。
という疑問の元、今回は「個性」を僕なりに定義します。
まえがき:「アイデンティティ」
と、いうように定義してみましょう。
(個性を定義するのに「アイデンティティ」を使うので、この部分が必要です。)
どういうことか?
すえまるのアイデンティティを並べてみましょう。
「すえまる家の長男」「大阪府岸和田市出身」
「東大出身」「日本文学専攻」
「ベンチャー企業社員」「人事職」
「舞台俳優の出身」「noteを書くのが趣味」
「男性」「日本人」「29歳」
他にも沢山あります。
ここでの「アイデンティティ」の定義が、
だいたい想像がついたでしょうか。
本論:アイデンティティ達は、ズレていく
便宜上、図にするとこのようになります。
実家にいる時(すえまる家の長男である時)と、
仕事してる時(ITベンチャー人事である時)とで、
同じすえまるという人間ですが別の振る舞いをします。
しかし、全くの別人かというともちろんそうではありません。
(上の図の、円が重なっている部分のことです。)
言いたいコトはこうです。
一つ一つのアイデンティティは、属性にすぎない。
例えば「東京大学出身」というアイデンティティを持つ人間は、
毎年2000人ずつくらい増えているはずです。
しかし、このようなアイデンティティの組み合わせを持っている人間は、
少ないはずだ。
東大出身で、ITベンチャーにいて、舞台俳優をやったことがある。
これでもまだ1人ではないでしょうが、
だいぶん数が絞られるイメージがつくと思います。
だいたい、結論の想像がつきましたでしょうか?
結論:「個性」は「アイデンティティ」の組み合わせ
上の図の通りです。
定義自体はだいたいお分かりいただけたのではないでしょうか。
ここまでは説明でした。最後に言いたいことを言います。
アイデンティティは、先天的なものではない。
今、これから、新しく作っていくことができる。
おそらく、あなたは既に強烈な個性を持っているし、
そして、これから新しく独自の個性を創造しつづけられるはずだ。
メッセージとしてはありきたりなもので終わりますが、
定義と説明を経たから、いつもより少し沁みるものになっていれば嬉しいな。
すえまるでした。
【追伸】
僕自身それなりに変わった経歴のため、具体例としては弱かったかも。
本当はもっと些細なものたちで説明できるのです。