アロマアナリーゼは他のアロマと何が違うのか?
タイトルが長くなってしまった。
実は今、ある目的があって「アロマアナリーゼのLP」を作っています。
LPって、レコードじゃないよ(って、レコードの方を知らないか^^;)
ランディングページっていうやつです。
ランディングって、着陸とか着地という意味で、お客様がそこからHPや申し込みページに無事着地するためのページです。
つまり「説明書」のようなページ。
アロマアナリーゼはもう15年くらいになるというのに、LPがないんです!!
ということに最近気づきました。
で、改めて、LPを作ってみてね。
自分で言うのもなんだけど、よくできているメソッドだと思ったのです。
ただ、それを伝えきれていないな。とも反省しました。
アロマアナリーゼとは?
精油を用いたアロマセッションの一つ。
好きな香り、惹かれる香りは、本能が「生きるため」に必要と選び取ったもの。
つまり、好きな香りは生きるために必要な香りであり、生きるために必要な要素があるはず。と言うことから、好きな香りにどのような意味をクライアントは感じているのだろう?と、
具体的に掘り下げるメソッド。
好きな香りを、できるだけ具体的にビジュアル化する。
まずは色。性別。性別がわかれば年齢。
年齢がわかれば、性格、職業、生活、人間関係、信条などなど、わかりそうなことをどんどん掘り下げて、どんどん具体的にしていく。
香りを人物にしていく。(景色の場合もある)
それが、クライアントの精油に対する今の「イメージ」です。
そして、精油が普遍的に持つ作用や役目があります。それを一言で表したものが「精油のメッセージ」。
クライアントが主観と直感だけで広げた精油のイメージと普遍的な精油のメッセージをリンクしてみると・・・
なるほど、私はこの精油にこう言う意味を見出していて、今の私は精油のこの力とサポートが必要なのね。と言うことがわかります。
と言うことは、その力を得た私は「こうなりたい」のね。と言うことが見えてくる。と言うわけ。
アロマアナリーゼは、自分に必要な精油と、その精油からもらえるエネルギーと、さらに将来自分がなりたい姿がわかる。と言うものです。
精油を使ったカウンセリングは、世の中にたくさんあります。
でも、これはアロマアナリーゼにしかない。と言う特徴がいくつかあるので、紹介していきます。
アロマアナリーゼの特徴1
まず一つ目。
精油のイメージを言葉で語ること。
アロマアナリストと言われるセラピストが、精油を選んだクライアントに質問を繰り返します。
「色は何色ですか?」「性別はありますか?」「何歳くらいですか?若い?年配?」「どんな人ですか?」「どこにいますか?」「何をしていますか?」「一人ですか?」「どう思いますか?」「会いたいですか?」などです。
この質問にクライアントが答えるごとに、人物像が明確になっていきます。
この言葉にも意味があります。
人物像を掘り下げているうちに、クライアントが特徴的に何度も繰り返す言葉出てきたりします。
きっと何かしらの意味があると思うのですが、それについて考えたり掘り下げたりはしません。
大事なことは、イメージを具体的にすることですから。
ただ、その言葉を何度も口にして、何度も耳にするクライアントには、何かしらの影響はあります。それで十分です。
アロマアナリーゼの特徴2
そして、この言葉によってクライアント自身が癒されていく過程が見て取れます。
これを私たちは「オートクライン」と呼んでいます。
生物学用語で、細胞の分泌液が細胞自身に効果を発揮し傷を癒すことです。
まさにその通りで、クライアントは精油のイメージを広げているうちに、潜在意識に触れることになり、隠れていた痛みや傷を自分の言葉で癒していることがあります。
「自分の口からこんな言葉が出るなんて思わなかった」と、驚かれる方もたくさんいらっしゃいます。
そして、自分の言葉に涙される方も多い。
後に触れますが、アロマアナリーゼではクライアントの悩みや心の傷を聞く事はないので、涙されたり、気づきの声を上げられたりしたとしても、私たちアロマアナリストは、何がどのように解決されたのかはわかりません。
クライアントが分かれば良い。と言うスタンスでセッションをしています。
アロマアナリーゼの特徴3
悩みの開示を必要としない。
以前も書いたことがありますが、元々アロマセラピーを仕事にした理由は、カウンセリングをしたかったからです。
それまでもカウンセラーとして仕事をしていたこともあります。
でも、カウンセラーをしていて一番問題だと思った事は、クライアントが「悩み」だと口にすることは、たいてい「的外れ」だと言うこと。
一生懸命そのことについて相談に乗っていても、どうも違うぞ?問題はそこじゃないぞ?本当のことを言ってないな?と、思うことがたくさんあったんです。
そしてこの「本当の悩み」に行き着くまでの時間とプロセスが、とても大変だと感じていました。
ところが、精油ってすごいんです。
私が何も聞かなくても、クライアントが何も言わなくても、好きな精油を嗅いだだけで「悩みが解決」されているんです。
(低めの声で)わ〜お。
ですよ。
なので、アロマセラピーを仕事にするようになってから、クライアントの相談に乗るときには、まず「好きな香りを選んでください」から始まりました。
好きな香りは、あなたの問題を解決する香り。と信じていますから。
この精油の作用が、あなたの問題を解決してくれます。あなたの問題が何かはわかりませんが、問題を解決してくれます。
あなたの問題はこれ(精油の作用)ですか?
どうですか?(って、マジシャンみたいですが)
そうすると、十中八九「そうです。そうなんです!」と、喜んでくれました。
ですから、アロマアナリーゼも当たり前のようにクライアントの悩みを聞きません。
だからグループセッションができるんです。
どれだけヘビィな悩みを抱えていても、公表する必要はありません。
自分だけが、なるほど、なるほど。と、解決していけば良いことです。
私たちアロマアナリストが、それを根掘り葉掘り聞き出したり、ましてやアドバイスをすることもありません。
アロマアナリーゼの特徴4
そう言う理由で、アロマアナリーゼでは問題の解決はクライアント自身が行います。
アロマアナリストが、アドバイスや解決方法を一緒に考える事はありません。
物足りないと思う方は、アロマアナリーゼセッション後に、カウンセリングやコーチングなどの別の時間を設けています。
すごく乱暴に聞こえるかもしれませんが、私はアロマセラピーそのものが、精油によってクライアントが立ち上がる方法を手に入れるものだと思っています。
アロマセラピーは、誰もが自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の口で語るためのセラピーで、依存させたり、頼らせるものではないと考えています。
なので、アロマアナリーゼを教える時には、必ず「アロマアナリーゼを受けたら大丈夫」などと言わないように伝えています。
アロマアナリーゼを受けたから良いのではなくて、受けたあなたが良くするかどうかは決めるのです。これさえあれば大丈夫、的な発想はしてほしくないと思っています。
その理由で、あまり頻繁に受けられるクライアントにはお断りすることもあります。それはアロマアナリーゼの本意ではないから。
アロマアナリーゼの特徴5
実はこれが、一番大事なのですが、あまり伝えられていないと感じるところです。
選んだ香りを一定期間使い続けることで行動変容を起こす。
セッションそのものもイメージを広げて、自分の世界に入り込むと言う点でとても楽しいし、解放されて一定のセラピー効果と満足度は得られます。
ただし、1番の目的はアロマアナリーゼを受けることで、自分の望む人生を知り、その人生を選び、その人生を生きることなのです。
要は、あなたの望む人生を生きられる人になる。と言うことなんです。
アロマアナリーゼセッションでは、「自分の望む人生を知る」ところまでしかできません。
そして多くの「人生変わる」系のセッションが、ここまでです。
でも、アロマアナリーゼはその後があるんです。ここが素晴らしい!(自分で言う)
アロマアナリーゼで、自分の望む人生を教えてくれた精油たちが、香水となって常に自分に働きかけてくれるようになります。
前向きで力強いメッセージをくれた精油たちが、毎日自分に「望む人生」をイメージさせてくれる。
それはもしかしたら小さな選択を変えていくかもしれません。
例えば、乗っていた電車の時間を変えようとか。仕事を変えようとか。服装を変えようとか。小さな変化も、1年続ければ大きな変化になります。
それが、いつの間にか望む人生に近づいている自分に気づきます。
これまでの習慣を変えて、新しい習慣を体系的に身につけることで、行動が変わり、人生が変わる。これこそが認知行動療法です。
私はそれでとても幸せになっている人たちをたくさん知っています。
最初は、ささやかな選択で、小さな変化です。でも香水がそれを支えてくれるから、結果として「あの時イメージした通りの人生になっています」とメッセージをくれた人もいます。
アロマアナリーゼは、ちゃんと最後まであなたをサポートします。
マザー・テレサの言葉
私がいつも心に留めている、マザー・テレサの言葉があります。
思考は言葉を作り、言葉は行動を作り、行動は習慣を作り、習慣は性格を作り、性格は運命を作る。
だから、アロマアナリーゼでは、言葉から思考を知り、香りで行動を変え、運命を変えようと言っているのです。
アロマアナリーゼはなぜそれが実現できるのか?
アロマアナリーゼの特徴を書きましたが、これは表面に見えている特徴で、
なぜそれができるのかというと、
そこは、嗅覚と本能の面白い関係、嗅覚と記憶・情動・イメージの関連、精油のメッセージを作るまでの妥協なき精油研究などに裏付けされているのです。
いつも言っているのは「脳科学と心理学とアロマ生理学」があるから。と言っています。
この点は、アロマセラピストやアロマプラクティショナーには興味深いところだと思うので、次回noteに書きます。
書きました(続編)