リコネクティングトリートメントについて
リコネクティングトリートメントというのは、私の教室で教えていた「リコネクティングスキルズ」を元に考案したトリートメント技術で、アロマセラピーサロン&スクールVert Merのオリジナルです。
とは言え、ここでしか受けられないものではなくて、卒業生さんたちがご自身のサロンでも展開してくださっています。
しかし、このリコネクティングトリートメント、なんのことかわからないし、説明してもわかりにくいかもしれませんが、頑張って説明してみます!!
リコネクト(再接続)とは?
リコネクティングとは、リコネクト=Re-connect 再び接続するという動詞を動名詞にしたもの。
再び接続、ということは、それまで接続されていたものが、何らかの理由で切断されてしまったものを、もう一度接続する。ということです。
重要なポイントは、「それまで接続されていた」ということ。つまり、全く新たな繋がりを作るわけではなくて、本来接続されるべき線を接続させるということなので、言い換えると「元に戻す」ということなのです。
何を元に戻すのか?
いきなり核心です!!
この説明が難しいので、順を追って説明します。
1)上下のバランス
2)左右のバランス
3)心身のバランス
4)社会活動とプライベートのバランス
5)本能と知性のバランス
6)潜在欲求と顕在欲求のバランス
7)陰陽のバランス
8)女性性と男性性のバランス
9)幼児性と成人性のバランス
10)インナーチャイルドとハイヤーセルフのバランス
と、いくつもあるわけですが、これ、10個全部別々のことかというと、実はこれらは一つのことです。それがバラバラになってしまったことに問題が生じているわけです。
それらが繋がっていることが本来の私たちの姿で、バランスという言い方をしていますが、真ん中にバランスを持ってくるのではなく、その人の繋がりの中でちょうど良いところ(人から見たらいびつかもしれません)に再接続する。ということが、元に戻す。ということです。
本当に再接続したいものは?
そして、私が最も元に戻したいものは、魂です。
と、書くと、え?スピ?って思われそうですが、魂はまさにスピリッツという英語ではありますが、私が言っている魂というのは、なんかそういう物質的で具体的なものではなくて、その人がその人たる理由の「根幹」のようなもの。
その人が生まれながらに持っている性質、それは遺伝とか環境とか関係あるかもしれませんが、その人にしかない個性とも言えるもの。
双子って、同じ環境、同じ教育、同じ親からの遺伝で生まれ育つけど、全く同じではないし、よく似ていても見分けがつくのは、持っている魂が違うからだと思っています。それを「気」というのですが^^(気功アロマはここを対象にするセラピーだよ)
そういう「魂」をもう一度そこに戻すこと、魂と自分自身を再接続することで正気に戻る(?)感じがするんです。
それは、私がベルガモットで正気に戻ったような感じ。
私はサイキックなのか?
もちろん違います!
ただ時々そう言われます。
「なんでそんなことがわかるんですか?」「サイキックなんですか?」
施術後のいわゆる「アフターカウンセリング」です。
身体が発するメッセージを上の10個のバランスを感じ取りながら。受け取りながら施術をします。
そしてアフターカウンセリングでは、どの接続が切れていたかという説明をします。(もちろんもっとわかりやすい言葉で説明しますよ)
どんなこともそうだけど、なんとなくぼんやりやっているのと、目的を明確にしてやるのとだと手に入る情報が違います。
トリートメントもそうです。
欲しい情報を上の10個に絞りながら、全体にそれを感じ取ることに集中していると、どこの接続が切れいていてどこが繋がりたいとしているか?を感じ取ることができます。
そしてこれらが調った時、魂が動き出すことがイメージできる。
ですから、私はサイキックではなく「観察者」なのです。(これは、私の好きなドラマ「メンタリスト」の主人公のセリフ^^)
アロマセラピーだからできるリコネクティング
このリコネクティングスキルズを教え始めたのは、10年ほど前からですが、この当時はボディトリートメントができる人なら誰でもできるスキルだと思っていました。
・・・できるのかもしれません。
ただ、あれから10年リコネクティングスキルズを続けて、リコネクティングトリートメントを続けてみて思うのは、自分の観察眼を後押ししてくれるのは精油だということ。
ボディトリートメントをしながら、クライアントの身体の状態を観察することを「ボディーリーディング」と言うなら、きっとボディセラピストなら誰でもできると思います。
ただ、ここに魂のありかを知ろうと思うと、難しい気がするのです。
私は精油があるから確信を持って、この人の望む「在り方」を見極められるのですが、醸し出す雰囲気だけで分かろうと思うと、気功の達人の域に行かないとわからないのではないでしょうか。
何度か書いていますが、その人が選んだ精油は、その人が必要とするものです。なぜそれを必要とするのか?と言うことを、頭に置きながら、ボディリーディングをしていくことで、色々なことが繋がってきて、「なるほど!こう言うことを求めているのね」と言うことがわかります。
精油のヒントがなければ、リコネクティングは難しいです。
結局、精油と気功とカウンセリング
ここまで書いてきて思うのですが、
私のセラピーは、精油の知識と気功の観察眼とカウンセリングのコミュニケーション技術 これの総合格闘技(格闘はしないけど)だったわ。
もちろんそれに付属的に必要な、解剖学、生理学、心理学、栄養学的なことは学んでいるし、知っているけど、ぶっちゃけそれを忘れてもなんとかなるんじゃないかな〜?と思ったりする^^
でも、精油の知識と気功の観察眼とカウンセリングのコミュニケーション技術はどれが欠けても、私のリコネクティングトリートメントは成立しない。
ついでだけど、アロマアナリーゼは、精油の知識とカウンセリングとコーチングのコミュニケーション技術の合わせ技。
リコネクティングトリートメントって何なのか?ということを書いてきたけども、結局は、私が経験して積み上げてきたものの「混ぜご飯」だったってこと。
もっともらしい名前をつけているけど、もちろんそういう目的だから名前が間違っているとは思わないけど、人の作るものとは、その人の経験と価値観が作り上げるものなので、当然できる人とできない人が現れます。
できるから偉いわけでも、できないからダメなわけでもなくて、
得意なことを早く見つけた方がいいよね。ってことですね。そう言ったことを繋げるだけで、新しい価値の創造になるかもしれないし、社会貢献になるかもしれない、自分にしかできない「個」が生まれる。
それこそが「リコネクティング」(再接続)なわけですよ。