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生きる力について

気香療法講座の中でいつも口にしている「香りを嗅ぐことは、気功と同じ効果があるんです」
でも、これって何を根拠に?って、聞かれて
「本に書いてあったんです」って答えているけど、それがどの本だったかな?って、探してみようと思ったのです。

アロマセラピーの本だったっかな?
脳と香りの本だったかな?
東洋医学の本だったか?
あれ?どれだっけ?

本を開いたときの左下に書いてあったような気がするんだよな〜〜、という曖昧すぎる記憶を頼りに、今日の午前中いっぱいかけて本棚をひっくり返していて

まさか?これか?

と、引っ張り出してたこちらの本

井上重治著「生きる力」

なぜまさかこれ?と思ったかと言うと、井上先生はハーブウォーターの研究者で香りについては、あまり印象になかったのです。
が、こちらの「生きる力 自然から学ぶ健康法」は、先生の遺作で、先生の全ての"想い”が詰まっている本で、先生が自然から得た全ての知恵と知識が詰まっていました。

井上先生のこと

この本に書いてあったそのことを書く前に、井上先生について書きます。私は先生の生前、埼玉にある先生の「研究所」にお邪魔したことがあります。
ハーブウォーターの講座を開催されていましたが、それは「ハーブウォーター」と言う液体の学びではなく、自然の成り立ちや、小さな生き物から私たち人間、植物がどのように関わって世界を作っているのか?と言うことを、先生の世界観で教えてくださいました。
それは文字通り「自然」で、何も無駄がなく、私たちが不都合と感じていることは、誰かにとって好都合で、そのバランスによって世界は成り立っている。
そんな美しい世界の話でした。

ある時「日本人の少子化というのは、大きな自然の流れで見れば、単に生物の一種が淘汰されている。というだけのことです」と、ニコニコとおっしゃったことが忘れられません。

「生きる力」というタイトル

当時、この本を書かれていることを先生から聞いておりました。しかしタイトルはまだ決まっていなかったと思います。
そしてこの頃から、先生の体調がすぐれない日が増え、講座がキャンセルになることもありました。
ちょっと心配をしていたものの、まさか会えなくなるとは思いもしていませんでした。

その先生が出版された本が【生きる力】であることが、何か深読みをしたくなります。
この本には、さまざまな生物の「生きる」力や「生きる」理由が書かれています。学術的でありながら、どこか情緒的なところもあり、先生の本の中では異質に映ります。

そして、たまたまある言葉の根拠を探していたときに、井上先生の本がそれだったというのは、もう、運命としか思えない。と、1人心震わせています。

しかも今私に「生きる力」を伝えようとしているとは、、、もう、何もかもがうまく回りすぎています。

「香りの効果は気功と高周波音楽の効果に類似する」

探していた一文は、この本にありました。
「香りの効果は気功と高周波音楽の効果に類似する」というシンプルな見出しに、東京工業大学の教授、東京電機大学の教授がそれぞれ、検証立証しているという内容がありました。

さらに高周波音楽にも同じ効果があると。高周波音楽というのはアフリカの民俗音楽などがそうなのだとか。

この件については、また別の記事にしますが、香りと気功は私たちに同じ効果をもたらすというのは、とても面白いことだし、気香療法の根拠としては十分な内容でした。


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精油の翻訳家 藤原綾子
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