美
今日のお昼はなんとなく直感でスパッと決めた。
席に着いて隣の席を見ると、
食べ残した山盛りのキャベツが目についた。
店員さんはどこか機械的だった。
笑っているけど、声が冷たい。
ゆっくり食べる。
味わってというよりも、ゆっくり過ごしたい。
隣の席の人たちが会計に向かう。
その時、お年寄りの方に手をかそうとかがんだ人の言葉が素敵だった。
「あっ、ちょっと青空が綺麗だから見てみて。
ね、綺麗でしょう。」
つられてボクも見る。
青空って、なんで綺麗なんでしょうね。
とても綺麗な青空は心も蒼くしてくれるような
色だった。